関内の「わかな」で 鰻丼

明治５年創業のうなぎ屋さん。

横浜にもいろんな鰻屋さんがあるのでしょうが、なんだかんだで「わかな」に帰ってきてしまうのです。

鰻そのものというより、鰻丼が至極ウマい店なのよ。

ちょっと待つこともありますが、予約無しでも受け入れてくれるのが、まずありがたい。

なるべく土用のあたりは避けて訪れているのだけど、この日は思いの外空いててさ。

こう暑いと、ハマの富裕老人どもは鰻を食べに出かけることができなくなるようですな。

鰻の価格がだいぶ落ち着いたと思ったら、今度は米がバカ高ぇ。

こと、灼熱の蒸気を放つ丼飯こそが影の主役たる当店では、厳しい一年だったでしょうが、よくぞ踏ん張ってくれたと拍手を送りたいのです。

もっとも、なにひとつ頑張ってない私に言われたって、うれしかないでしょうけれど。

ふわふわに蒸された鰻丼のお味はひとしおのおいしさでした。