栄町銀天街にある明治34年創業の老舗菓子店。
”銀天街” って名前の商店街は、九州や四国でたまに見かけますが、つまりはアーケードのことを銀天て呼んでるんだよね?
心トキメク良い名前じゃんか。なんでもかんでも横文字にすれば良いわけじゃないよね。
こちらのレトロ商店街はだいぶ寂れてしまっているようで、天だけでなく、両岸もシャッターの銀色が目立つようになってしまっているのが、残念です。
どこかにお土産処はないかなと探している際に、目に入ってきたのがこちら。
店内の壁には、駅名の表示板や行き先パネルなどが所狭しと掲げられており、店主からにじみ出る鉄分はもはや隠しようもない、面白いお店でしたよ。
かつては九州の鉄道網の始点だった門司港駅ですから、育つべくして育った、由緒正しき鉄ヲタなんだろうな。
バッキバキに硬ぇ、松葉。
不定期製造のため、次がいつになるかわからないという煽りにまんまと乗ってしまったのですが、なんとか囓ってみると卵の甘~い風味がして、おいしいです。
風師山はふんわりなカステラ皮であんこをサンドしたもの。
中身はさらしあんなのかな? ポックリするくらい水分が抜けているのが変わってて、うーん。
そして、門司にもありましたか、小饅頭が!
赤白のあんこを源平に見立てているという看板銘菓で、明治の開業当初から作っているらしい。
明確なルーツが見えず、各店まちまちな名称で一口饅頭を販売しているのが、北九州菓子七不思議の一つかもな。
きもち大きめなサイズのはみ出し饅頭型で、つぶあんの方が好みですね。
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