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北九州・八幡「スピナ」のくろがね羊羹、くろがね堅パン

現在は西鉄の傘下になっている「スピナ」

元々は「テツビル」という八幡製鉄系の企業で、グループ向けの不動産賃貸やスーパーの経営など、多角的に行っておりました。

「テツビル」の方がカッコイイのにって思ったら、現社名はスピナッチが由来で、ほうれん草は鉄分が多いからって理由なんだって!!

「スピナ」の食品製造部門では、かつて製鉄所で働く人々の滋養強壮のために開発された、堅パンや羊羹の製造を続けており、北九州の数少ないお土産品になっています。

堅パン、鉄のごとく硬ぇな!!!

日持ちをさせるため、水分量を極力絞る製造法らしいのよ。

超人硬度でいうところのダイヤモンド級で、これを前歯で囓るのは、まず無理なんじゃなかろうか?

その硬さ故、流通時には逆に割れやすいのかもな。購入した商品では黒の一枚しか、完品が入ってなかったのだけど、むしろ、それでいいと思います。

なぜなら、予め口に入るくらいのサイズに細かくしておく必要があり、手で割るのもすげー大変なのよ。

小片をさらに口内の歯の突起や、テコの原理を利用しながら、割り砕いて食べる流れで、この時、割れるのがパンなのか、中年のスカッた歯なのかは、まさに神のみぞ知るのです。

顎関節症持ちで、先だって、炒り豆で弱った歯を砕いたばかりの私にとっては、ただただ、恐怖でしかない食い物です。

でも、イライラ解消のために硬いものを噛みたい時とかにはいいのかな。

保存性や腹持ちもよく、甘みも十分で、お味自体も素朴で悪くないから、せめて半分くらいの厚みにはならんものだろうか?

羊羹の方は、逆に口当たり柔らかで、ずいぶん軟弱じゃねぇか!

スリムなスティック状なのは、作業着のポケットに入るサイズらしいね。

ただ、パックへの充填量が少ないせいで、上から3分の1くらいはヘナヘナになって、なんともかっこ悪い羊羹です。

お味もあえて砂糖をたっぷり、安直なくらいのスイートでした。

コメント一覧

  1. 匿名 より:

    こんにちは。いつも楽しく拝見しております。
    堅パン、ちょっとの間口に咥えていると
    急速に水分を吸収する様で、そんなに苦労しないで食べられると思います。

    • >匿名さん
      実はその後、調子に乗って、詰め物してたとこの歯が欠けてしもうたのよ。
      デブは食べたい気持ちをちょっとの間も我慢できない生き物です……

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