関帝廟通りにある広東家庭料理店。
こちらも台湾系のお店ですね。
昨年春にお店の建て替えが完了して、中華街に戻ってきております。
その後も行列の絶えない人気店ゆえ、なかなか覗く機会が訪れなかったのだけど、どこも待たなきゃ入れない休日ならば、むしろよかろうという判断よ。
新店は厨房がよりオープンになり、モダンでカッコイイ雰囲気になりました。
てっきり、隣も買って、どーんとビルでも建てるのかなと思ったら、キャパは旧店と大きく変わらない様子。
こちらは牛バラを柱にメニューも絞って営業しているし、あんまり浮つかず、目の届く範囲でしっかりやっていこうぜって方針なのかもね。
女将さんもまだまだ健在です。
春巻は細巻きなので皮が厚め。
餡もトロリとはせず、干したけのこが詰まっている感じです。
一部に人気のチャーハンは、揚げエビのアクセントが特徴的。
どちらかというとヤキメシ的な食感で、焦げ風味が強めだし、五目といいつつ、具はチャーシュー粒くらいしか見えないハードボイルドで、卵もネギもほんのちょっぴりよ。昔よか、だいぶエッジを効かせてる風だな。
そしてやっぱり、牛バラそばよ！
これもまた、柔らかく煮込まれた牛バラとネギのシンプルなお姿です。
牛バラは優しく穏やかな仕上がりよ。他店のように香りや調味はあからさまではなく、一歩控えめなくらいなんだけど、これぞ真面目な作りって感じで、じんわり染みてくるお味。
”愛群＝牛バラ” という形でお店の名物を明確に押し出すことで、仕込みも効率化するし、新規のお客さんもとっつきやすくて、とても助かるんだよな。
途中、卓上の辛味噌を加えると、お味もキュッと締まって、また印象が変わってきますよ。
牛バラそばにはもう一つ、香港式の撈麺タイプの提供もあります。
こっちのほうがフォトジェニックだし、牛バラ餡を絡めとるような形で、よりリッチな味わい。
ただ、スープもおいしいから、どっちか一つだけ選ぶのなら、牛バラ汁そばの方が好みかな。
生成り色の杏仁豆腐もチュルンとして、真面目な作りです。
コメント一覧
台湾“国“旗を掲げた広東料理店、、、おもしろい
＞jincunさん
学校もあるし、関帝廟通りのあたりは特に台湾を感じます。
こちらのお店は関帝廟通りの中でも根強い人気がありますよね。
中華街は共産党系と国民党系にくっきり分かれていてお祭りも別に開催していたといいますね。
華都飯店なんかは孫文を掲げているから国民党系じゃなかったかなと思います。
（華都飯店はあの時間が止まったような雰囲気がたまらないです）
＞のあきちさん
昔も結構やり合ってたみたいですけど、その後、新華僑がガンガン増えてるから、政治的なバランスも崩れちゃってるのかな？
今日、久しぶりに鶴見の桃林に行ったら、駐車場が空いていたので
すいているのかと思ったら店内満員、午前中で牛バラ売り切れてました。
たまたま駐車出来ただけでしたね。
＞散歩の凡人さん
ああ、桃林の牛バラも食べたいなぁ。