横浜中華街「翠鳳本店」の飲茶セット

コロナが５類になって、はや一年か。

横浜中華街はメチャ混み観光街へと戻りつつありますよ。

路地には未だシャッターが降りたままの店舗も見えたり、往時の狂ったような勢いこそ感じられないものの、大通りは人で溢れ、いくつかの店で「え？予約無し？　いつ席が空くかわからないよ！」的な対応を受ける週末の昼下がり。

いかにも客がいなさそうなとこに流れてたどりついた、上海路の中国料理店です。

いやいや、失敬。こちらもほぼほぼ満席に近い混雑でしたわ。

上階に住んでる系の家族経営店なのかな？　店内はそれほど広くはなく、熟練のヲバちゃんがホールを一人で回しており、主力メニューを絞ったり、追加注文できなかったりの合理化もなされているようです。

お料理は広東ベースで、たしか上海蟹や紹興酒を推してたっけか？

昔はミスター味っ子に出てきた燕皮を出してたようなんだけど、もうやってないみたいです。

やきそばでもたぐって、すぐに離脱しようかと思ってたのだけど、えらく安い飲茶セットがあったので、それにしましたわ。

まずは中華屋でしか出会えない、とろみの付いた玉子入りのコーンスープ。

なにやら揚げエシャロットの匂いがあるような気もしつつ、お味はしょっぺぇな。

ちょうど春巻を食べたかったのよ！

揚げたてアツアツ。それだけで、もう嬉しいわ。

ちなみに甘いごま団子も一緒に揚げて初手から出しちゃいます。

カスタード餡の桃饅と海老蒸し餃子。

肉焼売とにら餃子。

フカヒレ餃子に小籠包。

食べ放題っぽい点心は既製品だと思うのですが、普通に食えますわ。

蝦と蟹の巻揚げが名物らしいので、ハーフサイズで別注しました。

カリサクで、ほんのり八角の香が上品。ちゃんとおいしい巻揚げですよ。

締めの炭水化物は五目焼きそば。

これはまぁフツーで、その他、アラカルトを試してみたくなるような糸口は見えませんでした。

デザートは杏仁豆腐。

パック茶のポットが別料金になるのがイマイチでしたが、日頃の麺飯ランチもダンピングしない店にしては、お手軽でボリュームのあるセットでした。