黄金町「黄金家」の目玉焼丼

末吉町にある家系ラーメン店。

さきごろ、鴨居に支店を出したんだね。

大通りからちょい脇に入ったあまり目立たない立地なのです

昼間、通りがかりに覗いても、決して流行っている風ではなく、逆に大丈夫かなと心配していたくらいなのですが、なるほど、夜に輝くお店だったんだな。

お店はチャイナな風体のお二人で切り盛りされておりますが、この日は外に若干の待ちが出るくらいの活況でありました。

今回は横浜産ほうれん草をトッピングしてもらいました。

結論からいうと、ほうれん草マシはマストだわ！

ちょうど旬真っ盛りであることも影響しているのでしょうが、とってもおいしいのです。

家系につきもののほうれん草は、クッタクタになったものが彩り要因で乗っかるのが関の山じゃんか。

こちらでは、さっと湯がいたものをたっぷりと乗せてくれるので、風味や食感がほどよく残り、具材としての存在感が違いますね。あらためて、強いスープとの相性が良いことを知らされるのです。

ピリ辛ネギラーメンでも、やはりほうれん草に存在感がありますよ。

スープはややしょっぱく、安易なマロミもほんのり感じつつも、鹿島某のようにペラペラではなく、ストライクゾーンにきっちり寄せた上々です。

麺はツルリ、スモーキーな豚も旨いわ。　

こんな目玉焼丼が、なぜかたまらんお年頃なの。

飯は薄く、玉子はややユルいのですが、このシンプルが逆に嬉しいな。

そして、あえてチャーシューエッグにはしないとこよ。

贅沢言わず、豚はラーメンからとりなさいってところが、いかにも黄金町に馴染む庶民的感覚です。