道後商店街にある菓子店。
賑やかな観光店が軒を連ねる道後商店街において、明らかに風格の異なる佇まいなのよね。
かの正岡子規も愛したという、明治15年創業の老舗です。
店頭の雰囲気に気圧されて、若干緊張しましたが、実際は優しく丁寧に対応してくれるお店です。
扱う商品は温泉煎餅と潮煎餅の２種類のみ。
どちらも似たようなお菓子らしいのですが、前者は入手困難らしく、幻のお菓子ともいわれているようですよ。
知らなかった・・・
ので、買えませんでした。くっそぉーー！
潮煎餅は当日でも購入可能です。
さらにいえば「いよてつ高島屋」等にも入荷しておりましたので、単に製造キャパの問題というよりは、高級旅館向けの卸品と一般販売品の違いだったものが、いつの間にかプレミアム化していたような経緯かもしれませんね。
はじめていただく旨を伝えると、奥さんが試食をくれましたよ。
いわゆる温泉煎餅を想像しましたが、もう少ししっかりとした食感ですね。
お味もむしろ瓦せんべいに近い感じで、両者の中間地点にあるような仕上がりです。
潮の名前通り、ほんのりな塩分を含みますが、これは隠し味程度。品良き甘みと香ばしい風味、パリンとした心地よき食感で、とてもおいしいお菓子だわ。一旦食べ始めると止まらんぜ。
いつか温泉煎餅の方も食べてみたいなぁ。
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