区役所通りに突如出現したイタリアンリゾートレストラン。

各種ビュッフェレストランを運営する、すかいらーく系「ニラックス」の新ブランドです。
そんなん、わざわざ交通費をかけて食べに行くほどのお店なのかと不思議に思われるでしょう。
今回のお目当ては、全40種類以上のメニューを取り揃え、全長約12mにもおよぶという、インペリアルドリンクバー!!
さすがに帝を冠されちゃ、行かざるをえんよな!
専門カフェにも引けを取らぬクオリティと品揃えが売りとのことで、ガブガブになるまで飲んでくるんだから!

週末のお昼前に立ち寄ったところ、すでに90分待ちという大人気なのよ。
港北店はそんなに大きな店舗ではないのだけど、店内は高原リゾートを思わせるナチュラルでゆったりとした作りになっており、スタッフのお姉さんたちもやたら接客志向が高く、一般的なファミレスの運営とは明らかに雰囲気が異なります。
ランチはパスタやピザ、グリルなどのお料理に、サイドの品を組み合わせる3種類のセットが設定されており、インペリアルなドリンクバーはその全てに付いてくるようです。
せっかくなので全部付きのCセットにしてみたのですが、デフレ時代のファミレスでは考えられなかったくらいの高単価になるんだな。
ぶっちゃけ、あとちょっと足してホテルブッフェにすりゃいいじゃねーかとも思うのだけど、そんな小洒落た施設が近場にない場合、ゆったり腰を据えて、おしゃべりなどを楽しむ奥様ランチ会にぴったりな環境かもね。

デカイ木箱に入った、突き出しのデリボックス。
とりあえず、これをつつきながら、ワインでも飲んで、料理ができあがるのを待っておれってことなんでしょう。
箱ごと冷やされているし、6種類全てがつまみ好適な冷製ばかりなので、別途アラカルトの揚げもんとか、なんぞあったかいものも欲しくなっちゃいます。

葉っぱのサラダとこんがりモッチリ焼けたフォッカチャはおかわり自由!
それぞれに2種類のソースを付けてくれるので、なんなら永遠に食い続けることができますよ。
実際は容赦なくお腹に溜まるので、気持ちが先走るだけだけどね! すっかり胃が弱くなった中年が恨めしい!

フレッシュバジルを自分ですり潰せというエンタメパスタ。
おそらく、長続きはしないから今のうちだよ!
なお、上手く潰せなくても、一旦厨房に持ち帰って、向こうで具合よく仕上げてくれるので無問題です。

ジェノバソースの香りはフレッシュというよか、松の実の乾物みのほうが優勢かもな。
生パスタを使っているようなモッチリ食感でした。

マルゲリータ&4種チーズのクワトロフォルマッジピッツァ。
日本式のはちみつ添えで、モッチリとした薄焼きです。
市中のピザも近年はだいぶレベルが上がってきましたよね。

チキングリル焦がしバターソース。
お料理はどれも見栄えばっちりだけど、お味については、そこそこなファミレスの域を超えません。
ただ、お店のコンセプトが上手いこと機能しているので、お食事体験トータルの満足感は決して低くはないんだよな。

デザートはセット外のオプションで、ドリンクバーの隣にズラリ並んだケーキやジェラートから好みの1~3種類までを選択できます。
もし、ここで迷ったら、絶対3種類セットにしとくべし!!
なにせ、インペリアルなドリンクバーを飲み倒さにゃならんしな!

お菓子はどれも旨そうに作ってあるから後悔はしないと思います。
食事は2時間を目安にと言われて、「そんなに長居しねーわw」って笑ってたら、なんだかんだで目一杯使い切ってしまったわ。
そうそう、お目当てのドリンクバーについては、ちょっと面白いお茶やフルーツジュース、モナンのシロップ各種などを揃えて、たしかに充実した内容なんだけど、食事中にそう何杯も飲めねーよって、思い知らされました。
ロイヤルとはまた違った、”ちょっと良い”を模索する面白いお店でしたよ。
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