駿河台下にある茶道御用達の和菓子店。
神保町土産に迷う時、間違いない選択肢です。

京の奴らに”着せ綿”という風習がありますな。
前夜に菊花へ丸めた綿を乗せておき、朝露や花の香を吸わせたもので肌を拭って、無病息災を願うという、重陽の節句のならわし。
もう雅すぎて洒落せぇわな!
そんな着せ綿のお菓子が、まだ水ようかんを売っている晩夏に出てくるのは面白いなって思ったのです。
和菓子においては菊花を模した練切に白く繊細なきんとんを乘せる意匠がいかにも秋っぽいのだけど、これは菊の葉っぱで綿をくるんだ形。
なるほど、菊花はまだ蕾もつけていない新暦の9月9日を先取るとこういうことになるんだな。
茶道菓子ってのは、とにかく季節感が大事なのよ。
ダラダラ暮らして、記事書きをサボっているうちに、あっという間に一ヶ月過ぎちゃうような私には扱う資格が無しだわな。
食べごたえバッチリな最中を含め、お味はどれもおいしかったよ。間違いない!
参考ページ: https://www.sasama.co.jp/
オススメ: ★★★★
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