広島「サンフーズ」のミツワお好みソース

お好みソースというと、まず思い浮かぶのが「オタフクソース」

鉄板にサラサラ流れないよう、トロミを付けたソースの工夫でもって、ご当地のお好み焼とはコテで切っても切れない関係を築き上げ、広島ではシェア8割を誇るんだそうな。

そんなお好みソースは、今や全国に流通して我々にも身近な存在でありますが、かたや、自宅で焼ける広島式お好み焼きミックスは現地でもあんまり流通してないみたい。

まぁ、粉を使うつっても、たかが知れてる少量だからな。メインのソースも別売りで買わせたいってことらしく、他には薬味ぐらいしか入れるものがないから、関西式のキットと比べるとだいぶペラッペラな商品なのです。

実際、お土産以外ではなかなか需要が無いのかもな。ぐぬぬと歯噛みしつつ、関西式お好み焼き粉を伸ばして使っている広島市民の姿が目に浮かびます。

多数のお好み焼き店が集う定番観光スポット「お好み村」において、全店が使用しているというのが、ミツワソースです。

こちらは地元のスーパー等ではなかなか見かけないので、お土産には良さそうですよね。

でも、落ち着いて考えてみると、全店共通の味付けをしてるってことだよね？？　

生地はちょっぴりだし、一体どこでお味の差が生まれるというのか？？　これまた代わり映えしない具材の質や量、焼きの技術で競うってことならば、広島お好み焼きのファンはなかなかマニアックな沼に住んでいるなと思うのです。

お味はマロミのあるオタフクに対し、ミツワは甘めでキレがあり、よりソースっぽい仕上がり。

これはこれで全然おいしいけどね。