西区の福島町エリアを中心にホルモン食文化が根付いている広島。
それら店頭に ”せんじがら” という見慣れない文字が掲げられていたのです。
商標の関係か、”せんじ揚げ” や “せんじ肉” としても流通してるようですが、牛豚馬のホルモンを煎じ揚げた食べ物で、そのまま、おつまみとして喰ってるらしいのよね。
ホルモンの天ぷらもそうだけど、煮込んだり、焼いたりする他、揚げるという選択肢もあるのか。
たしかに、大阪あたりでも、牛の腸を揚げた油かすを用いた、カスうどんが定着していますし、焼きそば等にはラードの絞った肉かすがアクセントに使われることがあります。横浜中華街でも腸に詰物などして揚げた台湾料理をみかけますよね。
ただ、揚げホルモンのおつまみは改めて新鮮に感じますわ。
私、痛恨の失敗で、本場の手作り品を買ってこなかったんだよなぁ~
正直それほどおいしいもんだとは思ってなくて、帰りに駅のお土産どころで売ってた小さなパックしか買ってこなかったのが、すんげー悔やまれます。
地元の老舗精肉チェーン「上田商店」が製造する、コリコリホルモンせんじ揚げ。
とりあえず、味見しとこうと、動画観ながらつまみ始めたら、もう止まらねぇじゃんか!!
そのまま撮影する間もなく、食い切ってしまったのですよ。
塩ベースの調味液に付けてから揚げてあるので、しっかり下味がついているのだけど、風味もあるし、噛むごとに滲み出る旨味がヤッベェわ!
なぜこれまで、この絶品珍味と出会うことがなかったのか! 横浜のアル中達は知っていたのか?!
検索してみたら、楽天等などでも取扱があり、まずは「デリカミート有福」のミックスホルモン揚げせんじ肉を取り寄せてみました。
こちらの商品は、塩味のあっさりシンプルな調味です。
オッサンの顎関節症が試される、ハードな噛みごたえが特徴。
豚心臓、豚胃、鳥砂肝が入り、部位によって、ギュッとしたり、ジュワっとしたり、コリッとしたりの食感の面白さがありますね。
こちらは「大黒屋食品」のホルモン揚げせんじ肉。
4種類のお味が、ラインナップされてますが、ベースの塩味に、胡椒か、唐辛子か、にんにくで風味が足されているくらいの違いで、どれでも大差ない印象です。
こちらは豚の胃が主体。
調味はだいぶ強め、しょっぱめなんですが、比較的ソフトな仕上がりなので、とっつきやすい品でもあります。
ただやはり、一回開けると一人で食べきっちゃうから、塩分とプリン体は心配しちゃう。
個人的な好みとしては、いまんとこウエダの商品かな。
酒好きの皆さんは、せんじがら、ぜひ覚えておいてください!
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