県下トップクラスの大繁華街を擁する川崎駅前。
でも、お茶処はさっぱり見当たらないんだよな!
もちろん、駅ビルや商業施設にはコーヒーチェーンなども入っているのだが、マップで喫茶を検索してみても中心部にぽっかり空白ができるような変な場所よ。
茶をしばく金でもう1レースかけられるぞとか、アルコールの入らぬ水分なんて不要みたいな思想が透けて見えるようで、つくづく、陽の光が似合わぬ街だなと感じます。

旧東海道にある「東照」が本店を改装したのは、もう10年も前になるんだな。
その際、お店の奥にちょっとした茶房スペースができて、界隈では超貴重な甘味スポットになっておりますよ。
駅からはちょっと離れてるんだけど、てくてく歩いてくる価値はありますぜ。

中年になった私は、豆が大好きになったのです!
だから、あえての豆寒オーダー。
さらに、あんこも諦められないデブなので、つぶ餡追加の図であります。
じゃって、あんこも豆だから!
歯ごたえ良く炊いたえんどう豆をたっぷりと! 超たっぷりとのせてくれるのよ!
小ぶりな賽の目に切られた寒天もプリッとして、これは食感口当たりを存分に楽しめる一杯ですね。
おいしかったよ。

お土産はアゼリアの端っこの支店でも購入できますし、最近は京急の駅構内に和菓子の自販機を出してたりもするんだね。

東照のつぶあんは比較的優しいタッチなので、どら焼きにはちょい弱めかな。
日持ち品ゆえ、皮もちょい固めなコンディションです

こちれは湘南ゴールドのピールが入った爽やかな白あん。

売り切れてなければ、朝生の豆大福がオススメです。
もっちりなお餅に豆の塩み、そして件の穏やかな粒あんこが、この場合はバッチリと馴染むバランスになっていて、いくつでも食べたくなるようなおいしい大福よ。
コメント一覧