城北の明智にある「開運堂」の茶房です。
国宝である旧明智学校や、旧領主の戸田氏が祀られている松本神社、中央図書館などがある文教エリア。
我々世代には地裁宿舎を狙ったという松本サリン事件のイメージが強く残っておりますが、周辺は立派なお宅が建ち並ぶ、閑静な住宅地といった環境です。
ここまで歩いてくる観光客は多くはないと思うので、どちらかというと地元向け。周辺住民だけでもぼちぼち支えられる需要はあるのかもしれませんね。
”大人の時間・趣を楽しむ場所として、幼児・未就学児の同伴入店をお断りさせていただいております”というのが、ちょっと引っかかりますが、開業100周年記念で建てられたデザイナーズ店舗で、中庭の緑を眺めつつ、しっとりお茶ができますよ。
和洋手掛ける開運堂ですが、こちらの店舗は、お庭に茶室も併設して ”和菓子の理想的環境” をテーマにしているようです。
茶房では常時数種類の生菓子の提供をしておりますよ。
今回、選んだのは、羊羹でミルキーウェイを挟んだ、天の川。
あずき白玉のかき氷。
ウエットなつぶあんがたっぷり乗っているのはいいのですが、氷には全く味が無くて、こりゃどうしたんだよ。
蜜のかけ忘れかもと、おそるおそる聞いてみたのですが、ヲバちゃんは木で鼻をくくる対応を返してきやがって、なるほど、これが”大人の趣”かと感じ入りました。
そもそも、入店の段階から、呼んでも全然出てこないし、お客の視線から逃れるようにすぐに奥へ引っ込んでしまって、サービスの印象は決して良くはありません。
ジャムがたっぷりかかったいちごミルクの方は、ちゃんと底にシロップが入り、食べやすいのです。
ここへきて、開運堂へのリスペクトにミソがついたな。信州だけに。
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