現在は陸に飲まれている出島の対岸に、魚屋や青果店が多く軒を連ねる築町商店街があります。
その名の通り、海岸沿いの築地に置かれた港の商人街がルーツで、長い歴史を持つ ”長崎の台所” です。

そんな商店街の小さな食堂にやってきました。
主に仕入れの皆さんが利用するのか、早い時間から営業中よ。
それに加え、ここならば朝からちゃんぽんが食えるぞと素泊まり観光客らもちらほら混じって、店内は満席の賑いでしたよ。

一応、”長崎ちゃんぽんの店” を掲げておりますが、うどんや丼、オムライスなど、中華屋さんというよりは、気どらぬ飯屋の内容です。
私はもちろん、太麺皿うどんをいただきますよ。
今回はあえて並品を頼んでみたのですが、エビや練り物も若干は入りつつもだいぶシンプルな装いよね。

ボリュームも軽めです。
餡もほの甘いくらいで、お味は比較的薄く感じたから、すかさずソースに手が伸ばしてしまう。
なるほど、旅先で食うにはやや寂しいけど、ご馳走ではない日常の味はこんな感じなのかもな。
なお、隣の兄貴は生アジフライをつまみに朝から飲んでて、これは大正解だと思いますよ。
むしろ魚系の朝定食利用がアリだと思います。
店を出る頃には行列まで出来てたわ。
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