5月から6月にかけて、長崎は枇杷天国になるようですよ!
生産量はもちろん日本一。天保年間に唐の通詞から種を貰い受けた女中が、実家の茂木で育て始めたという逸話が伝わっているようです。
親戚や知り合いが作ってますってパターンも多いんでしょうかね、果物屋さんや八百屋さんだけでなく、民家や居酒屋の軒先でも、鮮やかなオレンジ色の小山ができていて、楽しいのよね。

関東の我々にとって、枇杷は高級フルーツで、その繊細な甘みをハイソに楽しむものじゃんか。
でも、ぶっちゃけ、可食部は多くないし、パンチのないお味でもあるんだよね。
もちろん栽培好適な温暖気候ゆえなんだろうけど、やたら砂糖マシマシを好むご当地の方々に愛されているのは意外でもありますね。
長崎でも贈答用の箱は千葉あたりで買うのと大きくは変わらないお値段でありましたが、市井をくまなく歩いてみると、日常品はその半額以下で流通しており、浜町アーケードのローソン店頭で販売しているのなんか、なんも傷んでない立派なやつが箱で千円しないんだから、たまげるわ。
これならば、ジュブジャブ食えちゃうじゃんか!

さすがに安すぎるということで、3軒となりのこちらで購入して、家まで送ってもらうことにしました。
つっても、こっちも全然安いのよ。
日常使いの八百屋さんなんだけど、発送にも快く対応してくれて、店頭品でなく、希望の着日にあわせ、仕入れたてを送ってあげるよって、言ってくれました。

”なつたより”という、比較的新しい品種の枇杷がシェアを伸ばしているみたい。
従来の茂木種に比べて、でっかくて、柔らかくて、甘いという特徴があるようです。
ちなみにご当地の古い世代は、小ぶりな葉付きの枇杷を珍重するらしいのだけど、八百屋の兄貴いわく、「ハッタリです」とのことです。

同じ、なつたよりで、値段の異なる2種類が販売されていたので、食べ比べてみることにしました。
どちらの箱も秀品Lサイズ。
なつたよりは2L、3Lもあるようなので、比較的小ぶりかもしれませんが、それでもうちらが普段食ってる枇杷よか大きくてズッシリしておりますよ。
多少見てくれの差はあるのかもしれませんが、価格差はクオリティよか生産者によるものだそうで、お味は大きく変わらんとのこと。
実際、どっちも旨くて、全然アリじゃんか。
それよか、なる早で食べきることと、甘みがわからなくなるので、冷やしすぎないことの方が重要かな。
選ぶ際は、なるべく大きなものがシューシィで良いと思います。
繁く回転してるお店で、なつたよりの一番でかいのを選ぶのが良さそうよ。
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