万頭で豚バラ煮込みを挟んだ角煮まんじゅう。
すっかり屋台街になってしまった神戸南京町でも人気のある商品ですが、やはり角煮が卓袱料理のメインを張る長崎の名物という印象が強いですよね。
横浜中華街ではさっぱり流行しないのは、でっかい肉まんとキャラが被っているからなのかな?

名物といっても、様々なお店が参入しているわけではなく、料理店で出てくるもの以外は、物産展でもおなじみな「岩崎本舗」の専売といってもいいかもしれません。
店頭でもお土産や贈答用の冷凍品販売が主となっており、蒸し売りをかじる市民は多くないみたいだな。
それでも、新地中華街の対岸にあるこちらの支店には観光需要が多いため、店内にイートイン用のテーブルが設置されております。
下手すると手がベッタベタになるので、落ち着いて食えるのは助かるわよ。

通常品よかちょっと豪華な大トロ角煮まんじゅうをいただきました。
スライスした豚バラ煮込みの形に合わせ、万頭も平べったいフォルムになっているのが独特ですね。
でも、大トロつーほどの肉の旨みや脂っけは感じねぇなと食っていたら、これは通常3日のところ、6日をかけて柔らかく煮上げた角煮ってことらしいのよ。
蒸したてアツアツだし、普通に食える味。
でも、次はもういいかなとも思うんだよ。やはり、お土産品だしな。
冷凍を蒸し器に突っ込むだけでなく、その場で挟む本気のイートイン専科があってもいいかもね。

なお、若い頃と違って、オジサンのすきっ歯には肉が挟まるようになりました。
コメント一覧