トルコライスもまた、男子諸君の夢が詰まった長崎名物です。
とんかつ、スパゲティ、ピラフの3つを基本要素に置きつつ、おかずの内容やソースの種類など、お店毎に様々なバリエーションを展開するワンダフルなワンプレートメニュー。
要するにあれもこれも盛り込んだボリュームたっぷりなお子様ランチです。
ちなみに、そのルーツは知られざる「渋谷食堂」発の東横系トルコライスじゃないかという説に私も一票入れちゃいます。

観光的にはご当地の草分けである「ツル茶ん」が有名ですが、地元の人気店はどこなのだろうとネット情報に頼ってみたところ、こちらが紹介されました。
めがね橋近くのビルの2階にある目立たないお店なのよ。
店内は川辺の風景を望む明るい環境で、コックさんとお姉さんが気持ちよく対応してくれましたよ。
行列も覚悟してたんだけど、もう昼過ぎだったので思ったよか空いてて助かったわ。
メニューはほぼトルコライス専科と考えていいかな。もちろん、それぞれの単品メニューもあるし、メインを変えたり、足したりのアレンジも可能です。

もう、めっちゃ腹減ってたんだけどさ! トリプルにはしなかったぞ!
見たか!これが大人のデブの自制ってやつよ!
というわけで、ハンバーグを追加したトルコライスを注文しました。
当店のトルコライスは、とんかつ、トマトスパゲティ、カレーライス、サラダが基本形。
そして、欧風なビーフカレーもデミソースもなんだか甘いのが、シュガーロードの起点たる長崎スタイルなのであります。
ご当地グルメに対する興奮冷めやらぬまま、カミカツをかじって、スパをすすって、ん、あれっと我に返るのです。
たしかにダルいトルコライスも多い中で、整った仕上がりではありますが、長崎有数の洋食なんだと過剰に期待してはいけないんじゃないかなと。
トルコライスって、合わせてなんぼで満足させてしまうので 各々の矢は細いまんまで許されてしまうところがあると毛利元就も三子教訓状で指摘しておりますし。あくまで日常食の域は出ないのかもな。
ちなみに当店ではハンバーグっがカリッと香ばしく焼けてて特においしかったので、カツよかハンバーグを基軸に組み立てるといいんじゃないかな。
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