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【太る旅】桃から産まれた岡山旅

岡山もまた、進んで行ってみたいと思える街ではありませんでした。

モモやブドウの他に一体、何があるというのか?

きびだんごかよっ?! 


岡山市は人口約72万人で、岡山県の県庁所在地です。

中国山地の南端に位置し、瀬戸内海に面しています。古くから交通の要衝として栄え、現在は、山陽新幹線の岡山駅や岡山空港が立地しています。

山陽地方の中心都市として、多くの企業が進出しています。経済は製造業が中心となり、自動車製造会社の他、化学工業会社も多く進出しています。そのため、岡山市は、経済的に活気のある都市です。

岡山市は住みやすい都市としても知られています。治安が良く、教育水準も高く、多くの公園や緑地帯があり、自然に囲まれた環境で暮らすことができます。

岡山市は、歴史、文化、経済、自然など、様々な魅力を兼ね備えた都市です。岡山城や後楽園などの観光スポットもあり、多くの人が訪れる都市です。

googleBardよりの編集

やはり、なんだか掴みどころのないような紹介でありますな。

それがさ、思ってた以上に都会だったのよ!

中国地方では広島の経済圏が圧倒的だと思っていたのだけど、岡山もそれに拮抗するレベルだったのか。

私は見知らぬ場所を旅する際に、真っ先に食べログのランキングを流し見て、どんな土地なのかとあたりをつけるのが常なのですが、岡山では行ってみたいお店が、はかばかしく見つからなかったのです。

ベタベタな観光郷土食の代わりに、東京や大阪などの都市部のリストかと思うような、小洒落た寿司やらフレンチやらがずらりと出てきやがるからさ! 高松と真逆か!

ちなみに市街には岡山駅前と旧来の商業中心部である表町周辺の繁華街があるのだけど、その中間も田町の歓楽街などが間断なく繋げており、飲食店等はかなり広範囲に展開されている様子なんだよね。

この街は、思いの外、金を持ってるし、意外な地力を感じるのです。

まず、岡山駅自体が近代的に整備されており、良い感じ。

そして駅前には「高島屋」や「ビッグカメラ」「イオンモール」の他、地下街やそれなりなアーケード商店街も備わっており、ここらで大抵の用事は済んじゃいます。

車社会の影響で、地方都市の駅前経済は概ね没落している中で、それらと同一には分類できない岡山駅の風景よ。

当時、まだまだコロナにおっかなびっくりな状況下において、夜の街が大変賑わっていることにも驚きましたね。

しかも、学都故か、若い世代が多くて、とっても活気がある雰囲気なのです。

先ごろ、四国新幹線の案が、岡山ルートでまとまったというニュースもありましたね。

瀬戸大橋開通以降、対岸のうどん鬼ヶ島から乏しき富や人材を吸い上げる岡山一人勝ち構造に拍車がかかるだけじゃねーのかな? 

そういった意味では、まだまだ今後の発展の余地がある街なのです。

路面電車が走っているだけで、その街が大好きになる!!

市街は基本的に平地となるわかりやすい地形。チャリで巡るのも良さそうですが、観光スポットが広範囲に広がっている場所でもないので、岡山駅前からのメインストリートを往復する路面電車でもって、観光の足は十分に足りそうです。

運賃も安いし、街並みを眺めながら、ゆっくりゴトゴト揺られる風情が最高!

一方、同じ通りをバスがバスバスと走ってもおり、路面電車が市民の足としてはどの程度、実用性があるのかは不明です。

岡山は、良くも悪くも水の街のイメージがありますね。

雨の少ないご当地では、干拓地を縦横に流れる人食い用水路が有名。

市街地化された中心部にも、かつての用水路が総延長2.4kmの緑道公園として残っており、週末には、ここで野外バーや音楽イベントなどが開催され、これがなかなかいい感じでした。

誰だか分からんような謎の銅像やアートも多数配されておりましたし。

観光名所の第一は岡山城。

宇喜多氏が旭川のデルタ地帯に築いたお城で、元々の川の流れをグンニャリと変えて、城の北東南面に沿わせることで、天然のお堀として利用しております。

三層六階建ての天守閣は、黒漆塗りの板が張られた姿から ”烏城” の別名でも知られ、姫路の白鷺城と対比される存在。

不等辺五角形のかっこいい天守は、安土城や大阪城を模したのではないかといわれております。

これは岡山大空襲で焼失した後に、1966年にコンクリ再建されたもので、先ごろ、令和の大改修を終えたばかりなんだって。

脳内に吉幾三ソングが聞こえるような、あからさまなリフォーム感も漂いますが、とにかくピッカピカです。

内部は例によって、お城や浄化の歴史を展示する博物館になっておりました。

空調が涼しいし、エレベーターがあるので、デブの登城も安心安全よ。

カエルがゲコゲコ鳴いてるお堀を挟み、ご当地の実業家である林原一郎が集めた刀剣や、岡山藩主池田氏の伝来品を収蔵した「林原美術館」があります。

ここは大きな美術館ではなかったのですが、銘品の出し惜しみ感があり、滅多に訪れない観光客にとっては正直イマイチな内容だったかな。母体が経営破綻して、グダグダなのかも。

元々岡山のあたりは吉備の穴海と言われる内海だったんだそうです。

河川による土砂の堆積や、中世以降の盛んな干拓により、軟弱で低い平野が形成された経緯。

大きな旭川の流域に置かれた岡山城下町も、築城の際の無茶な流路の変更や、たたら製鉄により上流の木々が切られ保水力が落ちたことなどが影響して、度々の大水害に悩まされたようです。

藩主池田綱政の時代に、放水路である百間川等の治水工事を行うことで、ようやく一息つけたみたい。

そんなタイミングで整備されたのが、もう一つの名所である「後楽園」

お城からは月見橋という、名前だけは風流な古いゲルバートラス橋を渡って向かいます。

これはこれで面白い橋なんだけど、いい加減、和風に掛けかえて、風景と調和させてもよかろうに。

日本三名園にも数えられる「後楽園」

うーーーむ、なんとも、のどかな風景なのです。

池田氏4代目綱政の命により、岡山城の対岸にある湿地帯で着工し、1700年に完成しました。

当時は、お城の背後にあるので「後園」などと呼ばれていたようです。

「後楽園」という名前がついたのは明治以降のことで、東京小石川にある水戸藩御用邸内の後楽園が、明治政府に接収された後、その名前を受け継いだのだのではないかという由来を読みました。

設園当初は「菜園場」とも呼ばれたようで、敷地内には広い野原の他、水田や茶畑なども設置されておるのです。だいぶ田舎臭ぇ雰囲気なのよ。

なんだか、大名庭園というよりは、岡山田園領地のミニチュア版のごとき風景です。

奥に見えるのは、藩主の静養や賓客の接待に使われていた延養亭。

ピクニック気分を楽しめる系のお庭で、ここぞというビュースポットは少ないのですが、お城を借景す、るこんな構図をよく目にしますね。

近年、様々巡ってまいりましたが、日本三名園が本当の庭園トップ3なのかは、よく分からんな!!

この日はタイミングよく、田植え祭りや備中神楽なども催され、文化的に満喫させてもらいました。

神楽は毎月定期公演しているらしくて、文化伝承の熱意がすげーわ。

個人的には、表町のアーケード商店街が好き!!

さすに応時の活況に比べると、だいぶくたびれてはいるのでしょうけれど、古い味を漂わせつつ、しっかり現役で、面白そうなお店もたくさん見かけますね。

いずれまた、ゆっくり探検してみたいなぁ。

駅伝ファンにはおなじみの地元百貨店「天満屋」もまだまだ現役バリバリ。

アーケードの一角を関連店で固めた天満屋銀座を構築していたのも、面白かったわ。

地下には生鮮品を含め、岡山物産コーナーがまとまっており、お土産スポットとしても有用です。

そしてやはり、路面電車がサイコーです!

いつもの旅より滞在が短いので、食レポは2週分で収まる予定です。

デミカツ丼は正直アレですが、ラーメンはもっと食べてみたかったな。

あと、焼きたてを食べて、調布の魅力が初めて理解できました。

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