旧北洋銀行本店ビルを建て替えた「北洋大通センター」
その低層階は「大通ビッセ」という商業施設になっておりました。
当初、一階部分には道内のスイーツ店を集めたフードコートがあったらしいのですが、現在は「町村農園」と「きのとや」しか残っておりません。
一応、路面一等地なんだけどね。ご当地民はもっぱら地下道を這うせいか、あまり混むことがなさそうな穴場になっております。席数も多いし、店員さんを気にせず、ゆっくり休めるのが良いところよ。
白石区に本店のある「きのとや」は日本初の宅配ケーキで名を売ったお店。
お土産品というよりは地元消費が主なせいか、道外での知名度はそこそこで、首都圏では息子が立ち上げて大成功している「BAKE」「SNOWS」などのスピンオフの方が有名ですよね。
こちらでは簡易なカフェも併設しており、札幌中心部でイートインできる貴重なお店になっています。
「きのとや」の看板商品は何なのか。よく分からなかったのよね。
お菓子はどれも気取りすぎず、小綺麗に仕上がったもので、色んなお店の良いとこを取り込んだような感じかな。
とかく競合が多い中では、なんだか、とらえどころがないような気もするのですが、だからこそ単品特化型のスピンオフが生まれたのかもね。
とりあえず、大通公園店限定というオムパフェを注文してみました。
これが、なまらデケェのよ。フルーツをたっぷり飾ったふんわりオムレットで、底にバナナが仕込まれていることは予想できても、あんこに求肥まで隠れているなんて、まさにサプライズです。
お味については、ことさらの北海っぽさは見つからず、普通にイケるもの。そして、人類最後の日まで守りたいスイーツが「ヤマザキ」のまるごとバナナである私には深く刺さる品でした。
たっぷりなサイズを含め、パフェをお持ち帰りするような贅沢感がありますよね。
ただ、ダルい管理をしてて、口の欠けたティーポットからダバダバ茶が垂れるのには閉口したけどな。
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