札幌・すすきの「みよしの 日劇ビル店」でぎょうざカレー

札幌のB級グルメといえば、こちらのお店。

餃子とカレーという本来出会うはずのない2枚看板を掲げる奇妙なローカルチェーンです。

うん、餃子の乗ったカレーなんて、正直、全く刺さらねぇから！！

昭和初期に狸小路にて営業していた甘味食堂がルーツなんだって。

そして、昭和42年に餃子専門店としての「みよしの 3条店」を開業。この創業店が移転して、現在の狸小路店になった経緯です。

しかしまぁ、これが本店格とは思えぬ、すすぼけたあり様よね。

今回、通りがかった、どのお店もグズグズになっており、斜陽止まらねぇ状況なのかと思いきや、未だ20店以上を維持していることに驚きますよ。やっぱ、札幌の好みはよく分からねぇ。

今回、入店したのは、2号店である日劇ビル店です。

現存する最古参なのかな？　きらびやかな、すすきののど真ん中にあるのに、場末感がハンパねぇな！

果たして、北海道旅行の女子が訪れることはあるのだろうか？　カウンター数席分の小さなお店だし、相当くたびれてもいるので、お客を選びそうです。　

夕食から深夜までの営業らしく、すでに飲みすぎているオッサンが、ユラユラしながら、ダメ押しの餃子をつついているのか、眠っているのか。その脇では夜の住人たるビカビカな若人が爆速でカレーを入れているような、一般的なチェーン店の健全さからはだいぶ遠い雰囲気ですよ。

ひき肉の入ったカレーはごくごく家庭的なお味です。

スープカレーが進化しまくったご当地でありますが、札幌民もたまにはこういうベタが食べたくなるのかもね。

乗っかる餃子は、焼き置きの冷めたいもの。カレーのトッピンングとして、好適だとは思えませんし、中身もグズっているので、よほど飲んでなきゃ、わざわざこれを食べに入ろうとは思わんよ。

ただ、とっても安いのです。フードコート的なところにあれば嬉しいお店かもね。　

ちなみに我々デブは「ご飯少なめ」をヲバチャンに念押ししないと信じてもらえないし、カレーの場合、結局、減らされなくても、そのまま受け入れてしまいがちよ。