かつて寺社街だったという本町は、仙台の政経中心部です。
概ね格子状な周囲の街割りに対し、六差路も出てくるようなちょっと面白い場所で、なんらかのランドマークがあったのか、高低差があった頃の名残りかもしれませんね。
大通りから、2本ばかし内に入った東三番丁通りにある餅屋さんです。
あんまり商売っけがないような、趣味の店っぽくもある雰囲気だね。
まだまだ新しいウッド調の落ち着いた店内で、街のお姉さんたちが寡黙に餅を食ってる風景。
ここは、かつて、「仙台こうれん」という例の薄焼きせんべいのお店があった場所らしく、店内にも看板が残されていたので、なにか関連があるお店なのかもしれませんね。
メニューはお餅をメインに、若干の甘味とベジな和定食もあるみたい。
お餅は1皿2個が基本ですが、お好みで個数を追加でき、1つずつ味変してもいいよってことだったので、ずんだ、くるみ、季節限定品の栗入り醤油で注文してみました。
平たい座布団型に丸められたお餅は、シコシコとした食感。
餡もたっぷりかけてくれるのがうれしいな。
ずんだやくるみには、ほのかにエグみというか野味が残ってるのが手作りっぽさかも。みたらしも関東のようにべったり甘くせず、醤油っぽきキレがある仕上がりです。
刻んだなますの口直しもさっぱりします。
落ち着けるお店だし、値段もきょうび安すぎるのではないか?
こんなん近所にあったら、私は餅ばっか食っっちゃうぞ!
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