2023年8月までの記事を =懐古編= https://taputapu.info/archive に移設しました。
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新宿「マンナ」の中村屋純印度式カリー

宿題店の旗を立てすぎて、グーグルマップが動かなくなって以来、身近でユルい食べ歩きに原点回帰しようと反省した私です。到底巡りきれない情報を積み上げてもしょうがねぇからな。

データを削除の上、お江戸からの飲食情報も遮断して、はや数年・・・

久々の新宿の地に何があるのかさっぱり分からんな! 完全に迷子です!

もはや、ベタな店しか頭に残ってないわよってことで、新宿中村屋ビル地下のレストランに落ち着きました。

つっても、ことさら馴染みのあったお店でもないのよね。

中村屋というとスーパーのお菓子や肉まんのイメージの方が強いからなぁ。どうしても、一段チープに思えちゃうんだよね。

ただ、人混みがとんでもねぇ昨今の新宿において、ゆったり落ち着いた環境で、気張りすぎないお食事ができる場は貴重ですし、伊府麺やボルシチなどの歴史メニューも面白いお店ですよね。

サラダ&ドリンクセットのコンビネーションサラダ。

ずらりと並ぶカレーの薬味が嬉しいぜ。

こちらは8種野菜のサラダ。

この2種類を選ばせる意味は正直分からんな!

”恋と革命のインドカリー”の名キャッチがぶっ刺さる中村屋純印度式カリー。

イギリスから追われているのを店で匿い、その後、創業者の娘と結ばれたインド人革命家がもたらしたお味なんだとか。

当時、英国式が主流だった日本のカレーに対しても、中村屋のインドカレーは大きなインパクトがあったようです。

昭和2年発売の古式としては、おいしすぎる!

骨付きの鶏がぶつ切りで入っており、シンプルでマイルドな中にしっかりなコクとスパイスを感じます。

久々にいただきましたが、単に古のお味という価値だけでなく、現代でもおいしいカレーとして全く見劣りしないクオリティがはさすがよ。インドさすがって思います。ナートゥもご存知です。

もう一つの名物というコールマンカリー。

こちらは昭和34年の発売とのことですが、トマトや自家製ヨーグルトが加わって、よりまろやかなチキンコルマカレー。

30余年の間に、着実に現代への歩みを感じる仕上がりで、こっちもおいしいわ。

ご飯は白目米にしたのだけど、これはカレー発売当時から契約栽培してこだわっていた銘柄で、戦争で一度途絶えたものを、埼玉の農家とともに再び復活させたものだそうです。

通常の白米だって、とてもおいしいのだけど、小粒でモッチリしつつパラリとした白目米はたしかにカレー好適なんだわ。

チャイも甘くておいしいな。

どっしりとした昭和なプリン。アップルパイはまぁまぁかな。

サービスも終始安定していて、ゆったい良いお食事ができました。

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