ヒルトン横浜「パレード」のランチビュッフェ

ヒルトンのビュッフェ、なかなか良いじゃんか！

近年、にわかに音楽施設が拡充してきた横浜ですが、その極めつけが、みなとみらい２１地区にオープンした「Kアリーナ」です。

収容人数23,000人を超える世界最大級の音楽専門アリーナなんだってさ。

文子印のオペラハウスにならなくて、本当に良かったなと思いますが、それでもトイレが圧倒的に足りねぇとか、場内はオンライン決済なのに電波が死んでるとか、色々と問題を抱えた船出のようです。

導線が貧弱とも言われておりましたね。

おっしゃる通りで、開発が端っこまで埋まった今日に至っても、MMの人流を横浜駅や高島町駅に繋げる措置が行われていないことから、そもそも街の計画に入ってなかったんじゃなかろうか。

目下、みなとみらい大橋の袂につながる道路が工事中でしたが、そのまま、そごうに直結するならともかく、ベイクオーター方面に抜けても意味がないので、完成後も大きく状況は変わらないんじゃないかと危惧します。

そんな「Kアリーナ」に隣接してオープンした「ヒルトン横浜」も、開発元の「ケン・コーポレーション」の系列会社が運営するようですね。

もちろんコンサートの前後に泊まるにはうってつけなのだけど、観光利用する場合は、カハラ同様にアクセスの悪さがネックになるんじゃなかろうか。何処へ出るにも辛い場所なのよね。

ホテルは背の高い宿泊棟の手前に、レストランやフロントのある小さな別棟が突き出た構造で、主にデッキ部分からのアクセスだとすると、入口が分かりづれぇな。

館内は黒と白と金で彩られたアールデコ調でNY風を吹かせておりましたよ。

ビュッフェ会場の「パレード」は宿泊棟の３Fにあり、デッキからもお食事の様子が覗けます。

ちなみに窓からはこんな感じで、対岸神奈川区のタワーな住居を拝む風景。

どういう生業の者が住んでいるんだか皆目見当がつかんけど、横浜にも金持ち多いよな！

さて、ランチビュッフェです！

ヒルトンのビュッフェって、全方位そつがないけど、ややモサいイメージもありましたね。

でも、横浜のは、ちゃんとした高級ホテルビュッフェな内容じゃんか。

価格もMM御三家などと差がないので、エリア内ならヒルトン一択でいいかもしれません。

滑り始めは、まだ全種類食べようとする意気込みが旺盛なので、サンドイッチなど、お腹にたまる品をとりすぎてしまう失敗の図。

席まで飲茶のワゴンサービスがやってくるんですね！

現時点ではこの盛り合わせみの提供でしたが、今後、種類が増えてくれば、面白い名物になるかも。

どうやらシェフは中華街の有名店出身とのことで、点心だけでなく、ビュッフェの中華全般がなかなかいい感じでしたよ。

温菜では中央のスペアリブが旨いな。

感じの良い接客でありました。

サービスは皿下げもすぐに気がつくし、お客さんとの気さくなコミュニケーションを大切にしようとする明るい姿勢がいいね。

やはりメインはローストビーフです。

カットは小さめですが、サシの入ったおいしいものなので、逆に量は食えんかもな。

その他、実演コーナーには肉っぽいミニハンバーガーもありましたよ。

炭水化物がたっぷりあるな。

この日は、生演奏のおっちゃんたちがシャンソンなぞをフガフガと奏でつつ、会場内を巡っており、とっても楽しい雰囲気でしたわ。

ほうぼうや鯛など、地場素材を使っているんだろうなという、横浜アクアパッアもいい出汁。

ビュッフェでは、どんなものであれ、握り寿司の存在が高評価ポイントよ。

昔ならば、このお寿司をチェイサーに、もう一回転は勝負できたのですが、結局、頑張ってみても、全てのお料理を盛ってくることはできませんでした。

恰幅さんも老いたよな。食えないデブって、なにか価値が残っているのか？

スイーツが、かなり充実しているもの特徴なので、ぜひとも、胃袋に余地を残しておいてください。

パティシエはチョコが得意とのことだったので、頑張ったのですが、もうゲブゲブしちゃってるのよ。

中に生キャラメルを詰めたマフィンとプリンがおいしかったです。

デザートはこれでまだ半分もとってこれてないんだわ。

生フルーツが見当たらなかったのは残念ですが、その代わりの大ドライフルーツコーナーは珍しいかもね。

オープンしたてで、気合とサービスがみなぎっている時期かもしれませんけど、ヒルトン横浜のビュッフェは期待以上の満足度でした。

今のうちかもしれんので、ダレる前にお試しあれ！