本町にある、ザ・居酒屋。
駅前の喧騒からある程度離れると、しっとりとした大人の飲食店も増えてくる岡山の街。
ただ、例によって予約もしてないし、疲れちゃったから、ホテルの近場でなんかテキトーにやっつけようという話になりました。
高島屋の裏手あたりを覗いてみると、そこは都会的な繁華街風景で、若向きのカジュアルなお店が大変賑わっておりましたよ。
こちらは軽トラまで突っ込んじゃった、なんちゃってレトロ造作の気さくな居酒屋。昭和ゴミゴミとした店内は、早い時間から賑わっている様子です。
今回、なぜこのお店に入ったのかというと、前夜にすんげー行列してたのを目撃したからなの。翌日は口開け近い時間だったこともあって、かろうじて席を確保できた経緯です。
地魚等、海鮮自慢のお店なんだって。
採算度外視という、どど漁師盛りは、マグロ赤身、はまち、サーモン、えんがわ、うに、かっぱ巻という、瀬戸内感の薄い内容じゃんか。
せっかくなので、サワラでも単品追加しようかなと思ったのですが、他があんまり期待出来なさそうな手応えでもあり、止めておきました。
名物メニュー欄から、岡山晴れ豚を使う、とろとろ豚の唐揚げ。
余分な脂を落としながら柔らかく煮上げた豚の角煮を、サクッと揚げることで、余分な油分を戻してしまう不条理よ。これは魔大陸に封じておくべき禁断料理です。
酢醤油辛子でさっぱりいただく形なのだけど、そうはいっても、脂身部分は重たいな。
串焼き五種盛り。
お酒は玉野市の極星などをちょこっといただきました。
やはり名物欄から、岡山どど焼き。
平たく焼いた明石焼きって感じで、これが一番旨かったわ。
具は名産の黄ニラとちくわ。表面はざっくり香ばしく、中はトロリ。お出汁につけていただきますよ。
ご当地要素も味わえないわけではありませんが、観光色はことさら強くない印象。お値段はリーズナブルですが、強く輝く部分は見えず、なんであんなに行列してたのかはよく分からんわ。
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