せっかく鎌倉くんだりまで出てきたので、お汁粉でも食って帰りたかったのですが、納言も八十小路もちょっとやそっとでは入れくらいの行列ができているじゃない！
諦めて、駅まで戻ってきちゃいました。
駅前にある「扉」もまた「豊島屋」の系列店。
飲食スペースは３Fにあり、若干とっつきづらいため、比較的穴場なのかもしれませんね。
店内は気さくな雰囲気で、昨今の物価高を考えるとだいぶお手頃よ。
どっと増えた外国人や若い世代というよりも、リピーターの中高年層が多い客層です。
メニューにはいささか野暮ったくみえるおやつもありますが、洋菓子については、別途「置石」が営業しておりますし、こちらはむしろ軽洋食店的な内容です。
鎌倉ドッグ（海と山）は、青のり入りの自家製パンにキノコのソテーをはさみ、鎌倉ハムのソーセージを乗せたもの。カップスープがついて、お味もおいしいですよ。
たまごサンドは、バターのたんまり塗られたタマゴサラダの他に、もう１種類。
いわゆるカステラ蒲鉾みたいな、甘みのない伊達巻のような具が挟まっておるのです。
資生パのような洗練とは異なり、必ずしもクオリティとは直結しない一捻りで遊んでくるのが、こちらの特色かもしれませんね。
しかし、こりゃ一人でおやつに摘める量じゃねーぞ！！ サービスしすぎだよ！
コーヒーやドリンクもおいしいものが出てきますし、やはりお値打ちではあります。
一階には「豊島屋」の売店だけでなく、自家製パンコーナーも設置されており、たしか、オープン当時はキューブ型に焼かれたアンパンを特に押し出しておりましたね。
その他、食パンやカンパーニュも普通においしいので、どこぞ意識高い鎌倉ベーカリーに通りがかれなかった際は、素直にここで買って帰ればいいと思います。
たまに食うと、やっぱり旨い鳩サブレー。
売店の奥に洋菓子焼き菓子のコーナーがあり、ルージュという小さなカップケーキ箱が目に止まりました。
箱の中のケーキはパックされており、常温で１週間ほどはもつようなので、これもお土産には便利。
ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリー。
ケーキにはドライのベリーがたっぷり入って、なかなかおいしいわ。
やっぱ「豊島屋」のお菓子も間違いないなと思います。
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