静岡のご当地チェーン「パスタ屋一丁目」をご存知でしょうか?
私もはじめて入るのですが、昭和52年に富士市で生まれたスパゲティ屋さんなんだって。

週末の静岡駅はなかなかどうして混雑しており、アスティの人気飲食店は大行列よ。
それならばと、パッとしない駅ビル、パルシェのレストラン街へ避難してきたのですが、これも見込みが甘かったようで、手前の「五味八珍」の店頭にもすんげー人だかりができてるじゃんか! そういうお店だったっけ??
あらためて、地元チェーンに対するなまなかではない市民愛を感じたのでした。

一番人気はポテトベーコン。
・・・て、北海道気取りかよっ! ちっとも静岡らしくねぇずら!
面白いのはコーンクリームベースのソースになっていることで、いかにも昭和っぽい発想ではありますが、妙にホッと和むお味でもあるのです。
親しみある、食べ慣れた、つか、これって、まんまスジャータじゃねーか!?

こちらは、たっぷり野菜のスパイシーポテトベーコン。
スパイシーとはつまり黒コショーのことで、芋が減った分、トマトやほうれん草、ズッキーニなど彩りが加わる女子好きメニューです。
ベースは同じコンポタ味なんだけど、どっちかつーとシンプルなポテトベーコンの方が好きかも。

梅しそ味の釜揚げしらすは無難に食えそう。
その他、たらこやウニなどの和風スパゲティの系統もあり、パスタメニューは実に100種類以上なんだって。
実は自家製の生パスタを使っており、ムッチリ噛みごたえのある食感も特徴です。この麺のおかげで並盛でも目方以上の食べ応えがありますよ。
うん、気張らないスパゲティのお店として、身近にあると嬉しいお店だろうな。

もう一つの名物がアイスミルクティーっていうのも、謎すぎるよ。
グラスの色で写真だと分かりづらいかもしれませんが、平凡な名前のセットドリンクなのに、上下セパレートなロイヤルミルクティーが出てくる不意打ちなのです。
頼まんとストローが付かないから、直飲み推奨みたいだけど、すぐに混ぜないのが流儀みたい。
まず濃厚なミルク部分から口に入れ、徐々に甘いティー部分と混ざっていく過程を楽しむらしいんだよな。

紅茶もレモンの他に、自家製レモンシロップという選択肢があり、シロップが添えられるだけでなく、カップにたっぷりのピールまで仕込まれて、これまた妙に力が入って、面白いのです。
コメント一覧