昭和60年創業のカステラ専門店「匠寛堂」
ここは立地が良いんだよな。

観光名所である眼鏡橋の袂。
周囲にはろくにお土産店が無いので、ノコノコやってくる観光客をほぼ総取りできる仕掛けなのであります。

当然、洒落た茶処もありませんから、お隣に拡張して始めた、小さなカステラ茶房も好調な様子。
お店の奥で焼いたカステラをいただけるという、長崎市内なら珍しくは無さそうなイメージなのに、実は希少なお店でもあります。
別途、諏訪町にも生産拠点ぽいものも見えるのだけど、「匠寛堂」としてはここ1店のみの規模なので可能なんだろうな。

ウェルカム冷玄米茶が嬉しいぜ!
こちらは ”かすてら+日本の銘茶” というコンセプトのお店らしく、ちゃんとおいしいお茶を出してくれるのが加点ポイントです。

お店の看板は秋篠宮悠仁親王殿下の御誕生を慶祝して謹製したという
”特製献上 五三焼 佳好帝良 天地悠々”
なんだか慶祝極まり過ぎな気もしつつ、やっぱし長崎の族は、火巣帝羅とか、挫火得流とか、海電圧とか、そういうチーム名をつけたがるんでしょうかね。
そっちは店頭のお土産で買うこともできるので、今回は当日お店で焼き上げたという、茶房限定 ”煌かすていら” を選びました。
やっぱ、店のカステラを切って出しゃいいってもんじゃなくて、現地でしか味わえない要素があると観光的には嬉しいのよね。
墓石のように切り出されたカステラは、さすがに焼き立ての熱ではなさそうですが、ほんわかと温めてあって、すっとは切れない弾力が特徴ですね。甘みは比較的すっきりとしてるな。
この他、5種類を食べ比べできる満腹必死のセットもあり、どうせならそこに煌も入れてくれたら、手っ取り早く味見が終わるのになって思います。
東彼杵産の蒸し製玉緑茶もおいしかったわ。
メニューには福岡や京都のお茶も交じるんだけど、長崎だって全国トップ10の茶処なので、県産にこだわってセレクトしても良いかもね。
たし湯もくれるし、ゆったり休憩できました。
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