長崎といえば、まっさんですよ。
もちろん、福山じゃない方のましゃ、さだまさしです。
一向に花咲かぬオッサンには、泣き笑いな、さだの詩が染みまくるんだよな!
私の人生の中では、私が主人公だから(涙)

さだの故郷である長崎には、お母さんがやっていた喫茶店があり、現在は妹のシンガソングライター佐田玲子が引き継いで営業中です。
お店は歴史ある唐寺、崇福寺の門前どんぴしゃにあって、お茶をするならもうここしか無いくらいの好立地ですが、この時はずっと貸し切り状態だったんだよな。
そもそも崇福寺自体に観光客がぱらりとしか来ていないのが異常事態で、おかげで贅沢な時間を過ごせたのだけど、なんだかすごくもったいないような気もするのです。
店内にはゆかりの品やサインが飾られ、奥にはちょっとしたステージなんかも設置されておりますが、マニア色の濃いお店ではなく、どなたでも気軽にとっつける雰囲気よ。

メニューにはロシアで育った父直伝という”佐田家のボルシチ”など気になる品もありますが、一応、かすてらカフェを掲げているので、今回は軽くお茶にしておきましょう。
供されるかすていらは、まさし監修という「糖庵」の五三焼。空港では桐箱に入って売ってるやつですよ。
濃い焼き色、ずっしりフォークに圧を感じる密度。敷き紙にはじっとり油がにじみます。
十分おいしいのだけど、これまで各店のカステラをいただいて舌が贅沢になっているので、欲を言うなら、もう一歩風味が立っていればなって気はしますね。コンディションの問題かもな。
コーヒーは普通なので、こkは気取らず、まさしのラテアートにしておけばよかったか?
さだまさしを飲みたい需要がどこにあるのかはわからないけれど!

メニュー写真だと、さらに小鉢がつくのになって思ってたら、後からやってきたサービスカステラ。
いわゆる切り落としなのですが、持ち帰れるようにラップづつみにしてくれている配慮ですよ。
そうだよな、もろともに平らげる気だったデブは少数派だよな。
実際、ホテルの冷蔵庫で冷やして食ってみたら、お味がより濃厚になった気がしてうまかったわ。
他にお客さんもいなかったので、店内ではゆっくりさせてもらいましたが、この間、さだの名曲が流れっぱなしでね、もうね、人の情がしみる年頃なのよね。
このままいくらでもいられるわ。
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