明治6年の太政官布告を受け、翌年に諏訪神社周辺を整備して設置された ”諏訪の杜” こと長崎公園。我が国では最も古い時代に造られた都市公園の一つです。

公園は神社に隣接して、小高い山の中腹にあるのだけど、普段なら絶対に近づかないであろう階段をえっちらおっちら登ってきたのは、もちろん信心なんかではありません。
ぼた餅を食うためだよ!!
デブだって、そういう目的のためなら、けっこう頑張れるんだからね!
そんなわけで、ヒーヒー喘ぎながらも公園の入口にある老舗へとたどり着きました。
新緑の木々に囲まれ、涼やかな風が気持ちよく吹き抜ける環境がうれしいな。
店内は、いかにも鳥居前にありそうな古い茶屋の風情がありますね。
レトロな麺や丼を食ってる人もチラホラいて、おいしそうだったわ。

名物のぼた餅は1人前が5個なんだって。
「たぶん多いから、お好みの数でいいわよ」っておばちゃんが言ってくれて、助かったわ。
いや、もっと小ぶりなものを予想していたんだけど、立派なボリュームがありまして、これなら2個でも十分なんじゃないかな? あんこときなこも任意のバランスで注文できるようです。
そして、ご覧のように、きれいな仕上がりなのよ。
お米は柔らかな半殺しで、こしあんはねっとり滑らか。
あれ? 意外に甘みは控えめかな? と思わせつつ、どっこい、あとからしっかり甘さが訪れ、やはり、ここは長崎なんだなぁと感じます。
いささか安すぎるんじゃなかろうかというお値段にも恐縮。
持ち帰りも可能で、5個というのはそっちの設定なのかもね。いずれにしても、これはとっても嬉しいお土産になるでしょう。

茶屋の前にある噴水は、復元品ではありますが、公園等における装飾噴水の最古のものなんだって。
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