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未来なき大阪万博には、大屋根があった

噂の「Expo 2025 大阪・関西万博」を覗いてきました!

夏休みに訪れる予定の読者の皆さん! クッッソ暑いから!干物になるのを覚悟しとけよなっ!!

ぶっちゃけ、これっぽっちも興味が無かったのです。

グズグズだった東京オリンピックに加え 我々横浜市民は地獄のような開国博のトラウマも根深いため、この手の催しが成功するビジョンはまったく見えなかったもんな。

そして、国際園芸博か・・・

しかし、メディア等で散々に叩かれていた前評判に対し、開幕以降に流れてくる現地の声は意外にも好感触なものが多かったじゃない。おやおやっと認識を改め、足を運んでみることにしたのです。

ちなみに某共産党が煽っていたガスやら、虫やら、菌やら、リングの不具合等は全く心配なかったぞ!

万博旅行は事前手配が全てだとガンダムも言っている!

すべて後手に回った我々は、ただでさえ値段の上がっている大阪の宿が恐ろしく高騰。

ANAがチケットを送らないせいで、ものすごく大事なパビリオンの2ヶ月前予約も間に合わず、7日前予約もかろうじての第5希望。3日前予約は45分ボタンを連打して、やっとつながったと思ったら、すでに乏しき空き枠が秒速で埋まっていく様を「ああ・・・」と眺めるだけに終わりました。

もうね、行く前からすでに敗北していた万博行でしたわ。

実際、めぼしいパビリオンやレストランの先着枠はどこも大大行列なのです。

開幕ダッシュを頑張るか、予約が無きゃ無理なのよ!!

この先、酷暑は更に厳しくなってくるでしょうから、先着列で何時間も待つのだけは止めておきましょうよ。そこまで身を削る価値のある経験ではないと思うので、皆さんも冷静になりましょう。

一応、時間や対象を選ばなければ、当日予約のチャンスも何回か訪れます。

ただ、ちょびっとしか放出されないので、グループの人数が増えるにつれ、枠の確保は困難になりますし、入場後はずーっとスマホを操作していなければ即時対応できませんから、せっかくの万博を楽しむ余裕も無くなってしまいます。

まずはどこでもいいから事前の3枠を確保して、それ以外は諦めようという心構えで、気負わずに訪れるのが良さそうです。

先着となる3日前予約や、当日予約に関しては、とにかくスピードが命!

いざ空き枠が出てから、どんなもんじゃと調べるのでは遅すぎるため、瞬時に決断できるよう、パビリオンの予習は必要です。

その際、皆が行きたいtier1を引き当てるのは厳しい現実なので、むしろ妥協ラインでいくつかの見当をつけておきましょうね。

アクセスについては、空港やホテルの近隣から西ゲートに直行できるバスの手配が断然楽ちんです。

我々は入場枠も朝一がとれず、さらに指定時間の混雑を避けて、昼前にゆっくり到着したのだけど、東ゲートの入場には30分以上かかったもんな。

帰りのバスは路線によって当日手配ができない場合もあり、現地の成り行きで帰りたい場合は、桜島まで20分かかるピストンバスに乗るよか、東ゲートの地下鉄の方が輸送力も安定して早いようです。

荷物はゲートにコインロッカー等も設置されており、週末でも余裕がありますね。

ただ、小サイズの料金は1500円で、持ってくるなと言われている大きなスーツケースの預かりは1万円!?らしいので、あらかじめホテルや駅に預けてから訪れるのが得策です。

役に立った持ち物は、可能な限り氷を詰め込んで冷水を満たした水筒、日傘、容量のあるモバイルバッテリー、ツイッター有志の地図。

飲み物は場内に自販機もたくさんありますが、冷却がおっついてないので基本ヌルめなのよ。若干行列しますが、冷水機からマイ氷ボトルに補充する方が良さそうです。

万博会場は今や日本一日傘の普及した場所になっており、これを期に関西からオジサン日傘の習慣が定着しそうな勢いです。入場待ちや一部パビリオンでは、日傘レンタルもありました。

当日予約に挑む場合はスマホのバッテリーも急激に消耗しますし、切れたらなんも動けなくなるので、保険は必須。

あとは現地での食事を諦めた場合の非常食やスタンプを押せる小型の帳面があってもいいかもしれません。折りたたみ椅子は荷物になるし、そもそも無謀な行列に加わらないという決意のもとで不要です。

我々は初日に夜券で入り、だいたいの雰囲気を掴んでから、2日目の日券で本気を出す作戦を立てました。

たとえ数時間であっても万博慣れというか、学習効果は確実にあって、パビリオンの予約にしても、場内の動き方にしても、経験を積んだリピーターがだんぜん有利だなと感じました。

そういった意味では、旅行者よりも、通期チケットを使って、一人で身軽に通うことができる関西の民が最大限に楽しめるイベントになっており、維新の会も面目躍如でしょう。

落合のヌルヌルがなかなか面白そうだったんだよなぁ。

そもそも今回は”列ばない万博”を掲げ、各種ITを駆使した運営が肝だったはずなのですが、その辺は全然ダメだよな。サイトや予約システムもクソだと思います。

そもそも有人ドローンが最大の目玉ってのも、ショボくれているのだけど、それすら間に合わなかったし、ダッセェ電飾を施したゲーミングバスの自動運転すらままならない中で、万博に”未来”が感じられないというのは、我が国の現状を示しているようでさみしくもありますね。

つか、裏技的ノウハウが介在する余地の無いよう、すべてを抽選で割り当ててししまっても良かったのかもしれないね。公平を目指すと、やがてディストピア的管理主義にたどり着くのかもな。

夢がない代わりに、 ”世界” と ”祭” でもって、楽しませてくれましたよ。

海外旅行のハードルが下がった昨今においても、万国博覧会としての価値は決して色褪せていないんだな。異邦の文化や風土は魅力的ですし、ずいぶん力の入ったパビリオンを用意してくれた国も少なくないようです。・・・まぁ入れなかったんだけどね。

必ずしも告知されない仕掛けも多く、場内各所でステージや、ダンス、生演奏などゲリラ開催されており、ただ会場にいるだけでも賑やかさや楽しさは十分に満喫できたのです。

この暑さに耐えられればね!!

むしろ、来場者の増加につれ、逆にパレードやショーなどを控えめに、盛り上がリを抑制する方向に調整している段階かもしれませんね。

そして、なにより大屋根リングがスッゲェのな!!

これまた無駄遣いと叩かれていたものですが、設計や建築の皆さんはよくぞ造りきってくれたなと拍手をおくりたいのです。

大屋根を拝むだけでも、万博に来る価値はあるかもしれんよ。

カッコいいんだわ!

車窓から遠目に現れた時点で、マヂかよってのけぞったんだけど、実際にご覧いただければ、皆さんが想像していたものよりも、遥かに巨大な建造物であることにおったまげることでしょう。

世界最大の木造建築に認定されたらしく、その全貌は空撮でもしなきゃ収まりません。

屋上の緑化はいかにも河川敷って感じで、あんまりうまくいってない風だけど、会場内外を望む景色が良いし、パビリオンにあぶれた民草が、とりあえずドロドロと1周2kmも歩いてしまうと、もうなんだかお腹いっぱいに満喫した気分になってくるもんな。

格子の美しい軒下には多くの椅子が設置され、容赦なく照りつける太陽から来場者を守る避難所としてバッチリ機能していますね。

海風も通って、意外に涼しいから、場内の移動はなるべくリング下を歩きましょう。

この大屋根を残したいという声が出てくるのも頷けますね。

今後の再開発と良き形で調和できればいいよな。

結局、滞在中に入れためぼしいパビリオンは、あらゆる部分がいけ好かないパソナ(7日前)と、ろくでもない河森VR(当日)。とにかくユルいインド(たまたま入れた)くらい。

その他、オーストラリア(3日前予約)と河瀬(当日)と小山(当日)の予約があったのだけど、とにかく暑くって! ゆで豚ポッサムになっちゃって!

もう夜まで待たずに梅田でかき氷食おうぜって話になり、全部投げちゃいました。

わざわざ飛行機で来たのに、根性無いよな!

なお、展示内容は相応でしが、アフリカ各国や合同パビリオンのコモンズA~Fについては、あまり列ばず入ることができ、そこそこ冷房も効いてるので、予約待ちの合間に一息つくことができます。 

食事に関しては、各国料理を楽しみにされている方も多いでしょうが、基本どこもすげー行列です。諦めて、アイス買いに寄った場内のファミマもやっぱり行列で。

これも落ち着いて考えてみれば、場外のお店で食べた方が断然安くておいしいので、無理はせずともよろしかろう。

もっとも、絶対食べられないというわけでもなくて、空いてる店探しに、これまた万博慣れが必要ってことなのです。

たまたま前日に様子を伺っていたマレーシア館「マカンマカン」は、現地のコックさんらがロティ・チャナイをひたすら伸ばしまくって、ガチの大量供給をしているから、比較的回転良好です。

カレーもおいしくて、おすすめよ。

お土産は東西のゲート前に2軒づつ公式ショップが設置されておりますが、それぞれ運営会社が異なり、限定販売品など、商品内容も全く同じではないのが曲者です。

やはり日中早い時間から入場規制がかかっており、買い物にも相応の時間がかかるので、その分も計算して動きましょう。

諸々の物議を醸した大阪万博ですが、現場レベルでは対応すべきところはなんとかケアつつ、みんなちゃんと仕事したんだなって感じます。

日々変化するような催しでもあるので、複数回通っても飽きないかもしれませんね。

個人的には暑さにバテバテになったから、もう十分て感じです。

ミャクミャクも閉会後に何らかの形で残ってほしいよな。

遊び心煽るるデザインは様々な形に展開できるし、運営もよくぞこれを選んでくれたなって思います。

グッズをジャラジャラ付けたちびっこやヲバちゃんたちが楽しそうに歩いてるのも良かったわ。

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