2023年8月までの記事を =懐古編= https://taputapu.info/archive に移設しました。
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【太る旅】 壇ノ浦と城下町長府

バスの車窓から、なにやら物騒な風景が見えたのです。

下関戦争、未だ終結せず! 

そもそも毛唐どもに負けたおぼえは無いっちゃと 海外船を含め、日に500~1000隻が行き交う関門海峡に向け、ズラリ大砲を構える攘夷魂が健在か!

長州は怖ぇな!!

八十斤加農砲、いわゆる長州砲のレプリカです。

設置した自治体の正気を疑いつつも、男子的には胸熱な風景なので、思わず下車して、撮影しちゃったわよ。

源平合戦でお馴染みの壇の浦は、ちょうど関門橋のあたりだったんだね。

なにも、こんな潮流が早い場所で海戦しなくてもいいのにな、漕ぎ手しんどいじゃんって思ったのですが、実際に主戦場となったのは、海峡を抜けた満珠島、千珠島周辺の海域だったので、それほど影響はしなかったようです。

海岸沿いは「みもすそ川公園」として整備され、八艘飛ぶ義経と碇知盛の像も設置されておりました。

ちなみに、平知盛は碇を抱いて入水したのであって、ぶん回して義経らと戦ったわけではないから、このポーズは過剰にカッコよすぎるだろ!

下関駅から、しばしバスに乗り、たどり着いたのは長府。

長州藩の支藩である長府藩の城下町です。

やはり下調べはできておらず、何も知らねぇ状態で観光を始めた私。

まずは拠点となる「長府観光会館」にて、レンタサイクルを借りるのが推奨ですよ。

へたに歩いたら途中で心が折れるからね!

ルートは整備されているような、されていないような。

どちらかというと閑静なお屋敷街の雰囲気で、観光化は進んでおらず、途中に立ち寄れるお店も決して多くはありませんね。

お土産や飲食で気になったのは「マガサン」という、この白い店くらいかな?

昔の土塀が残っているんだぞってのが、見どころでしょうか。

それも住宅街の日常の一部といった風景です。

「功山寺」は長府毛利家の菩提寺。

鎌倉時代に建てられた仏殿は、国宝になっているようですね。

大内義長、終焉の地。

そして、高杉晋作らがクーデターのために挙兵した回天義挙の舞台でもありますが、観光客は誰一人おりませんでしたよ。もったいない。

お向かいには、ちょびっとしか展示の無い「下関市立歴史博物館」

最後の藩主により建てられた「長府毛利邸」が、観光のメインコンテンツかな。

明治36年に建築された武家屋敷づくりの邸宅で、ちょっとしたお庭も望めます。

毛利邸から続く、古江小路はなかなか雰囲気がありますよね。

「覚苑寺」もまた、長府毛利家の何人かが眠る菩提寺。

明治に入って一旦は取り壊されたのですが、色んな場所からの寄せ集めで、後に再建されました。

乃木希典は長府藩士の子だったらしく、復元された小さな旧宅や、記念館、乃木神社。

下段は仲哀天皇が熊襲討伐の際に使われた行宮をルーツとする「忌宮神社」です。

ちょっと離れた場所には、長府藩家老格の屋敷跡である「長府庭園」

後に「大洋漁業」の社長が住んだので、蔵の中は捕鯨資料館になっておりました。ここも思ったよか小粒なんだな。

ちなみに我々横浜市民とも馴染みが深い大洋ホエールズも元は下関生まれの球団なんだそうです。ポンセもビックリよね!

そんな感じで、名所旧跡は十分なボリュームがありつつも、観光地としてはイマイチ楽しくないし、実際、お客さんも多くはないような、長府城下町でありました。

徒歩での下関観光は、やはり唐戸⇔門司港のプランが良さそうです。

コメント一覧

  1. NOBAX より:

    山口と言えば「瓦そば」なんですが、恰幅さんは食べましたか?

    • >NOBAXさん
      そうか、瓦そばは下関発祥だったのか。
      門司港にあった「たかせ」ってお店を、観光店ぽいとスルーしてしまったんだけど、元祖に近いお店なのだと今知ったとこです。

  2. はまっこ より:

    写真の大砲、何気なく100円(?)入れたら、ドカ〜ンと号砲が轟きました!マジ凄かった!

    是非やってもらいたかったです。

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