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大森の「河内家」で上天ぷら定食

現在は大工場で埋め尽くされている京浜の海岸線。

大森の辺りは遠浅の海だったようで、海苔の養殖が大変盛んであったと聞いております。

いわゆる ”江戸前” の供給源として、漁業も盛んだった名残りか、海鮮や天ぷらのお店なども点在していたのですが、それもだいぶ数を減らしているようですね。

こちらは明治創業という老舗です。

店頭に気さくな惣菜天ぷらをならべる佇まいがたまらなく渋くってさ。いたずらに位を揚げること無く、よくぞこのまま残してくれたなと店の爺さん達に感謝したいのです。

もちろん店内飲食も可能で、古いながらもさっぱりと維持された環境。

一方、三卓しかないのに、常連が短いランチタイムからどっぷり飲んでたりもするから、入店できたらラッキーぐらいの感じで覗いてみてください。

品良き対応の爺さんが運んできてくれた定食がメロいな!

せっかくなので上天を気取ってみましたが、これが他所では並定も食えないくらいのお手頃価格でさ。

立派な大小の海老に、頭の殻を除いてサクサク軽い歩脚の部分、ナス、人参、ピーマン、そら豆に小柱の小かき揚げ、キス、メゴチの影にはアナゴまで隠れている豪華オールスターの盛り合わせだったのです。

いやいや、これは流石にサービスしすぎではないか?!

天ぷらはどこぞの自然塩とかでカッコつけず、マイルドな天つゆに大根おろしでいただきます。ネタもちゃんとしたものだし、比較的あっさり揚がっていて、さっくり、ふっくら、おいしいな。

半分にしてもらったご飯はだいぶ柔めがデフォらしいから、丼よか、定食が良いでしょうね。

大森、やはり侮れない街なのよ。

オススメ:   ★★★

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