安政五年創業。
高島藩御用達も担ったという佃煮の老舗です。

本店は温泉ホテル街のすぐ裏手にひっそり立地しておりますが、主力商品は観光施設やお土産屋さん等でも扱われているため、わざわざ、足を運ぶお客さんは多くないのかもな。

店内では自社商品の他、地域の名産品もセレクト販売されているので、のぞいてみれば、 ひと通りの諏訪土産が揃うかもしれませんよ。

目下の名物は佃煮よか、むしろ、わかさぎの空揚なんだって。
ここらの旅館食でも出てくる品で、お味は自然塩、塩味(旨味入り)、甘辛の3種類あり、シンプルなものを購入しました。
我々がスーパーで買って天ぷらにするようなワカサギは、10cm弱に育ったものが多いように思いますが、さすが産地だけあって、柔らかな若物をごっそり掬って加工しているんだな。
こんなちっこいもの、味もへったくれもなかろうと思いきや、サクサク、スナッキーで、エンドレスにつまんでしまうような、あと引くおつまみになっております。

でも、やっぱり甘露煮が好き! 超甘辛がLOVEなのです!
昔はすげー野暮ったく感じてたものが、メッチャ恋しくなるなんて、私も歳をとったってことなんかなぁ。
公魚も虹鱒もおいしかったのだけど、長野に来て忘れてはならんご馳走が鯉ですよ!
時間をかけてじっくりと、骨まで柔らかく煮た鯉を、一人前づつ輪切りにしてパック販売しておりました。
真っ先に箸が伸びてしまう内臓がパンパンに詰まっておりますし、調味も濃すぎぬほどよく塩梅で、おいしかった~
これはおそらく店頭でしか手に入らないと思うので、やっぱり本店に立ち寄りたいのです。

おまけで、JA信州諏訪の直売所「夢マーケット文出」に売ってた「諏訪湖物産」の鯉の柔らか煮。
こちらはカッチリと煮えており、骨まで食べられますが、内臓やお肉自体のあじわいは弱め。
真っ黒だけど、ベッタリ甘くなく、ほのかな酸味と若干の土臭さが残っているのが、リアルな地場食っぽさかな。



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