三次市にあるお菓子屋さんが出店する甘味茶屋。
看板商品の柏餅は、県下のデパートやスーパーに手広く出荷しているみたいよ。
本通りの商店街から、原爆ドームや平和公園へと抜ける途上。
外国人観光客らがokonomiyaki屋に行列を作っていたりもするエリアなので、彼らの目にとまれば、それなりにチャンスがありそうな立地です。
ただ、無駄にカッコつけすぎたせいで、なかなかアピールしづらい店構えかもね。
奥にささやかなイートインスペースがあり、やはりモダン禅なティー環境で一服できますよ。
もはや季節でもなんでもなかったんだけど、店頭に掲げられた ”とろけるような柏餅” の文字にまんまと釣られてしまったオジサンなのよ。
お姉さんもあと2つで売り切れ閉店ですって言うしさあ、無駄に心急いてしまったぜ。
たしかに、皮は薄くて柔らかいのだけど、サンキラの葉っぱにくっついて、破れちゃうくらいなのは、感心できないよな。どうせ囓るものだとしても、美しくないと思うのです。
中身はほんのり塩っけを感じるこしあんでした。
セットのドリンクに選んだ三次産はぶ茶ってのが、いい感じだったので、別のお土産屋さんに売ってたのを買ってきました。
これが、バッタでも混じってるんじゃねーかというエグいルックスなのよ。
はぶ草はマメ科の植物で、江戸時代にハブなどの毒に対する民間薬として渡来してきたものらしい。
この種を焙煎したものが、一般的なはぶ茶になるのだけど、生産性が低いため、現在の商品は同族別種のエビスグサの種子で代用されているんだって。
一歩で乾燥させた茎や葉っぱを煮出す、はぶ草茶もあり、広島ご当地ではこちらのタイプになるのかな? 同じ商品名でも、だいぶややこしいものだね。
薬草茶ではありますが、苦味もクセもほぼ無く、飲みやすいですね。ほんのりと、みたらしのような甘い香りがして、和菓子とも好相性だと思うんだ。
はぶ茶、気に入っちゃったわ。
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