小倉城では、小笠原氏の別邸だった下屋敷跡に、ちょっとした大名庭園が再現されております。
つっても、お城と同じでかつての姿が忠実に再現しているわけではなさそうなのよね。
平成10年完成となる比較的新しいお庭で、設計した時は、まさか背後にこんなものがおっ建つとは思わなかったんだろうなぁ。
おかげで、風情もへったくれもない小さな緑のスポットって感じでした。
小笠原氏の縁の施設なので、小笠原流礼法が学べる他、茶道や香道のお教室も開かれているようです。
見学者が一服できる立礼席も設置されておりましたので、入口で入場券と一緒にお茶券を買っておきました。
この日のお菓子の銘は名月。
「秀月」というお店のものだそうですよ。
月に見立てているのは着色した白あんで、羊羹の土台に寒天が乗っかるニ層構造でした。
姿はやや野暮で、寒天も黒文字ではようよう切れないくらいの硬さだけど、羊羹はねっとりしてお味自体は悪くないわ。
和装のベテランが、目の前で点ててくれるお抹茶が上等だったので、良い時間が過ごせました。
暑い日にはクーラーの効いた部屋が何よりのごちそうよ。
お庭の見学はイマイチ。
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