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松山市「赤乃れん」のクリーム宇治金時

銀天街で妙に存在感は放っていた甘味処。

看板に掲げられる ”甘党の店” はデブ信頼の証なのであります。

創業70年にもなる古いお店なんだって。

店内も褪せた蛍光灯がジーーって鳴ってるような、相当な渋みが堆積する風情だな。

やはり観光エリアからは離れているので、お客さんはご近所の方が多そうです。しかも面子はほぼ決まってるんじゃないかというローカル色濃いめなお店よ。

この日も蒸し蒸ししてたので、つかの間の涼を求めて入店したのですが、まさにかき氷が名物らしく、一年中提供してるんだって! 

実に立派なクリーム宇治金時!!

氷は某虎屋のようなシャリシャリのみぞれ状で、食べ始めると、確実に崩れ落ちるので、店の婆さんが器の下にティッシュを当てて置いてくとこがなんともチャーミング。

自家製だろう、ウエットで甘いあんこがたっぷりトロリ。ちゃんと抹茶を溶いて作ったシロップも不足なくおいしくいただけるのだけど、なにせボリュームがすげえから、半分ほど食べて あれ? これ食べ切れるのかな? って若干不安になってくるのよ。

このままでもおいしいお味になんら不足はありません。でも、長期戦を見据えると、今回はあんこを邪魔せぬようあえて外れてもらった練乳さんの力も借りたほうがいいのかも。つまりはクリームミルク宇治金時が最強か。

安価なのに、きっちり仕上げ、底に賽の目切りの求肥を隠すサプライズまでしてくれるんだから、まいったね。

そして、明らかに小さいガラス皿はカレイの形で昭和カワイイの。

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