江戸中期から続く中通り商店街は、長崎で最も古い商店街といわれております。
さすがにそこまで古い痕跡は目立たないのだけど、賑やかなアーケードとはひと味違って、昔からの庶民の営みが残っているような雰囲気なんだよな。
観光名所のめがね橋と繁華街を結ぶルートでもあるので、ほどほどに観光化もされており、ぶらり散策が楽しい商店街です。

こちらは昭和12年創業という古いお店。
初代はアメリカでVIPの料理人をしていた人物で、当初はレストランとして開業しましたが、戦後の物資不足の事情もあり、洋菓子専業に転じたようです。もし戦前の米国式洋食を伝えていたら、それはそれで貴重だったかもね。
昨今は観光客に人気のカステラアイスを軸に営業しているみたい。
パック品は自販機でも展開しているらしく、長崎各地の観光施設でも販売しているんだな。

オッサンてば、観光地に来ると、やたらアイスやソフトクリームが食べたくなるのは、なんでなんだろうね?
カステラアイスを店頭購入すると、都度お姉さんが奥でアイスを絞ってきてくれるので、コチコチなパック品とは別物のフレッシュな状態でいただけるのがよろしいです。
ただ、はっきり言うと、自家製カステラだけを別に食べたほうが断然旨いのよ。
ソフトの冷たさのせいで、せっかくのスイートな風味も抑えられ、ザラリ感とした舌触りしか口に残らないもん。
なんだかもったいない気もしつつ、その一方で「カステラでアイスを挟むのって、なんだかすてきじゃない?」っていうハチワレ氏の声も聞こえるようで、キャッチーさは理解できるのよ。実際、ウキウキで買っちゃてるし。
重めのクリームとかならあるいは、相乗効果も期待できるのかな。60年売れているというパイサンドの方があるいは?
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