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【食べ旅・長崎】 三大ガッカリは言いすぎやろ

長崎市街を訪れる観光客の中で、それなりの割合を占めているのが修学旅行生。

近世以降、歴史の教科書でよく見る場所ですし、異国文化や平和についての学習もできる好適な旅先だもんな。なんなら、ハウステンボスで息抜きもできるし。

近隣県からの小学生はバスで1泊2日。関西中国からの中学生は電車で2泊3日。関東からの高校生は飛行機で3泊4日という行程が多いようですね。

自由行動もあるのでしょうが、巡る場所はほぼ決まっているんだろうな。

まずは眼鏡橋でスナップ撮影か。

ご当地の興福寺に渡来した黙子如定により架橋された日本初の石造アーチ橋です。

現在の橋は水害被害の後に復元されたものですが、ズッシリ重厚な佇まいはなかなかの風情。

私らの時代は日本3大ガッカリ名所の一つとクサされておりましたが、最後の一つはわりと都合良く改変される”諸説あり”の法則により、近年はオランダ坂の方に書き換わっているのか。

いずれにしても長崎なんだけどさ!

実際、橋の周囲にはなんもないっちゃ、ないんですけどね。

水位の低い時は川縁に降りられるようになっており、キッズらが飛び石をキャッキャ渡ったりしながら楽しんでいる光景で十分ですよ。

実のところ、中島川には眼鏡橋の他にも、江戸時代からの石橋がいくつか架かっているのです。

しかし、いずれも昭和57年の大水害などの被害にあって、補修や架け替えが行われたようです。

歴史価値はともかく、川沿いの石積み風景はなかなか気持ちが良く、ぶらり散策するにはぴったりだと思うのね。

無茶な暗渠も含め、川との関係も面白い長崎です。

そして出島か。

かつて、南蛮貿易の舞台となった人工島ですね。

こちらは明治以降に周囲が埋め立てられちゃったんだよな。

え⋯⋯ 出島じゃないんじゃん⋯⋯ ていうね。これこそガッカリなのよ!

将来的には周囲に堀を設けて扇形に戻す計画があるらしいのだけど、なんとかそこまでやりきってほしいよな。

私らは死んでるかもしれんけどさ。

平成8年から本格的な復元整備事業が行われ、だんだんと歴史テーマパークの体裁になってきました。

遺跡の発掘や、かつての商館や蔵などの復元が徐々に進んでおります。

建物の内部は貿易の歴史などを展示するスペースや、

カピタン部屋など当時の様子が再現されていて、見どころがありますね。

平和公園に行かなかった代わりに、長崎県防空本部跡(立山防空壕)を見学してきました。

「長崎歴史文化博物館」のすぐ裏手なんですが、観光客はほとんど訪れないようです。

空襲警報が発令されると、知事や警察部長などがここに集まって、救護や応急対応の指揮をした場所です。

2.7km先に落ちた原爆の被害は、ここから国へ報告されました。

当初は損害軽微の報に安心していたようですが、それは軽微な場所からしか報告がこなかった……ということだったようです。

直接被害を受けた場所ではありませんが、戦時下の施設は独特な怖さというか凄みがありますよね。

ひとまずここまで。

コメント一覧

  1. 田中文夫 より:

    なんかなあ。上から目線だね

  2. はってばって より:

    恰幅の良い彼って英訳すればファットマンだよね〜、そりゃぁ「上から」目線(光線)⋯?

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