「すすきの市場」の西端に入る、おにぎり専門店。
こちらも札幌のおにぎりブームを支えるお店の一つらしいのだけど、東端に入る高松「茶寮」の系列なのかよ。
歓楽街のど真ん中で、眠ることなく、おにぎりを握り続ける狂気のお店です。
実際に覗いてみたら、夜中でもお客さんが何人も買いに来てるし、夜のみ開くのイートインの方も満席近く埋まった状況でさ。札幌民はとかく宵っ張りが過ぎるわよね。
その上、デリバリー等にも対応しているらしく、小さなお店の中で、多数のスタッフがてんてこ舞いしておりました。
握り手であり、店の司令塔でもあるヲバちゃんも終始不機嫌な様子で、目に前に座っちゃった私も気が気でなかったわよ。なお、ヲバちゃんはカリカリしつつも手は早く、熟練の技を垣間見せてくれました。
こちらのおにぎりは変わり種含め、様々な具材が用意されているのが魅力かな。
私もどれにしようかワクワクしながら入店したんだけど、作業台のだいぶカピった具の実物を見てしまうと、ちょっと萎える感じ。お店の裏側は下手に覗かんほうが幸せだな。
面白いのは、塩にぎりか醤油にぎりかも選択できるとこ。
広島の「むさし」みたいな醤油にぎりで頼んだ、たらこバターがそれっぽいお味です。
表面をさっと醤油に浸すのかな？ 色はつくけど、すげーしょっぱくはならず、香ばしき風味づけという塩梅。バターとも相性良くて、旨かったですよ。
こちらは塩にぎりで頼んだ、親子いくら。
おにぎりはコンビニよかやや小ぶりで、飲みの締めには程よいサイズかな。
あらためて、握りたての温かなおにぎりってやつは良きもので、この年になるとラーメンよかありがたいかも。
昔の飲み屋街にあったお茶漬け専門店みたいな感覚で、夜の街に復権しそうな気配は感じます。
豚汁は色々と不具合があったようなのだけど、だいぶしょっぱいし、出汁も具もチープな作り。
惣菜類を含め、深く掘り下げたい感じは無いかもな。
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