起業の敷居が低いとされる飲食業でありますが、ほそぼそと記録を続ける中で、閉店する店舗数もまたハンパないことを実感するのです。
必ずしも、味の良いお店、好感の持てるお店が長く生き残るわけではないというのが難しさだよな。
逆に、ことさら魅力的ではなさそうなのに、しぶとく潰れないお店ってのは、やはり、経営の上手さなんだろうかね?
「アメリカンハウス」は、かつて元町にあったダイナーを皮切りに、我々世代だと「Garlic Jo‘s」の成功でもって、勢い良くハネた印象ですよね。その後も主にアメリカをテーマにする18ブランド25店舗へとじわじわ拡大を続けているようです。
ただ、「横浜といえばJo‘sだよな」と語る地元民がいるんだかいないんだか。すくなくとも私周辺のごく狭い範囲では「旨かった」とか「良かった」という評判を耳にすることは稀なお店よ。
そこそこのクオリティで、あるべき場所にさりげなく食い込む上手さかなと思ったりもするのです。良くも悪くも評価を引きずらないための多ブランドかもしれません。
こちらは、そんなJo‘sが、横浜生まれの洋食をアピールした店舗で、主に野毛某店をベンチマークしたような体裁です。
桜木町駅に併設された”停車場ビュッフェ”という飲食エリアに入りますが、みなとみらいとは真逆側の壁面にへばりついているため、大方の観光客の目にはつかず、週末の混雑時も穴場として使うことが出来ますね。
個人的に「センターグリル」の偉大なスパランチが全横浜へ広がり、やがてご当地名物になってくれればいいなと願っているのです。しかし、本家への遠慮なのか、追随するお店にはなかなか出会えませんよね。
当店ではナポリタン、チキンカツ、ライス、サラダにカレーをちょいがけした、「センターグリル」でいうところの ”野毛ランチ” を ”Jo‘sランチ” と称して提供しており、一度食べてみたいなと思っていたのです。
そしたら、この日は、残念ながらお昼で品切れたっていうんですよ。
一方で、ナポリタンもチキンカツもカレーのサラダもライスもフツーに提供しており、一体何が品切れたのか? サービス精神かな?と、疑問に思ったりもしましたよ。
代わりに頼んだ、一番人気という大人のお子様ランチ。
資金力のある今なら気兼ねなく頼める夢の盛り合わせですが、各品が一口サイズの女性適量なので、デブの満たされた感は薄いのです。
お味はマズからず、ウマからずといういつもの調子で、どうせなら旗を立てちゃうくらいの遊び心もほしいよな。
こちらは国産牛たっぷりビーフカレー。
なんだかハヤシっぽくも見えますよね。
野毛某店だけではなく、オムライスは本牧の某店だったり、煮込みバーグはあっちかなと思えたり、雰囲気は寄せつつも、中身まではなかなか持ってこれない感じなのです。
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