「バイエルン」もまた、広島でバターケーキを看板とするお店。
本店は安佐北区ですが、旅行者が詣でるにはちょっと遠いので、今回はそごうの地下に入っている支店を利用しましたよ。
ご覧のように建物等はだいぶくたびれてきましたが、「広島そごう」は付近の三百貨店の中で最も売り場面積が広く、デパ地下も充実しているので、お土産を探しに寄るなら、ここかな。
昭和57年創業のドイツ菓子店「バイエルン」
かのメルヘン狂王の名を冠したバターケーキは、開業から7年間、約4000回の試作を重ねた末に完成した執念の品で、菓子博では岸田君から外務大臣賞をいただくに至ります。
今回はそのバターケーキのさらに上位となる熟成バターケーキ、ルートヴィヒⅡ世 プレミエを買ってきましたよ。これが売り場の一番人気なんだって。
焼き立てではなく、熟成させた食べ頃を出荷しているらしく、丸い小箱の中に、パックされた状態のものが収まっております。
だいぶ潰れちゃって土方歳三風の面影ですが、表面には王様の焼印入り。
直径18cmという通常のバターケーキに対し、プレミエは13.5cmという食べきりサイズに縮みつつ、お値段は上がっております。
その代わり、風味付けの発酵バターは100%の使用となり、高級国産小麦や地卵など、さらに素材に拘った作りになっているんだってさ。
切ってみると某長崎堂よりも、やや明るい焼色ですね。
やはり、ふんわりしつつ、しっとりな口当たり。真面目な風味なのですよ。
強いて比べるなら、こちらは気泡が細やかで、より柔らかしっとりに感じるかも。
お味はどちらもおいしい。
ただ、バターケーキについては、シンプルかつ素朴な魅力もあるので、あんまり高級化しない方が良いような気もするし、もしかしたら、プレミエらない商品の方が好みかもな。
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