「バッケン・モーツァルト」は広島を代表する洋菓子メーカー。
県内を中心に多数店舗を展開している他、様々な売り場で商品を見かけますね。
現在は廿日市の埋立地に本社工場を構えております。
袋町にあった創業の喫茶店は現存していないようで、今回は移転前の本社だったという、えびす通りの入口脇の中央通り店を覗いてみました。
本店格というオーラは全く漂わぬ店頭なんだよね。ケースにならんでいるケーキ類も、気さくなファミリー向けで、広島における不二家的な存在として愛されているみたい。
2階の簡易なイートインコーナーも、1階でケーキ売ってるニーチャンがあたふた兼務しているような状態で、当店の喫茶機能は決して強くはないようです。
あと4階のタイ料理屋も系列店みたいで、謎。
開業以来の定番品はチーズケーキなんだって。
スフレタイプで、カットパインのワンポイントが施されておりますよ。
ご覧のように、昭和で野暮ったいルックスだけど、なかなかどうして、これが意外においしいのよ。気さくながらも、酸味とコク、ほどよき奥行きがあって、決して馬鹿にできないチーズケーキです。
長年磨かれ続けた日々食べ続けたいお味って感じ。
セットには看板商品のからす麦の焼きたてクッキーも添えられますよ。
これも有名な商品よね。私も何度かいただいたことがあるのですが、食感はザックリ、シャクっと軽く、からす麦の香ばしくも素朴な風味とアーモンドコク、健全なバターみもあって、おいしいんだよ。
ついでに広島もみじケーキもつまんでみました。これが今回の旅行で初めて口にした、もみじ饅頭、いや、こちらではあくまで紅葉型のケーキという扱いなのか。
洋菓子店らしくカステラ皮がリッチなのが売りらしいけど、それは正直よくわからんな。粒あんの中にくるみも入って、ややうるさいかも。
やはり、ガチなお土産にするなら、からす麦クッキー各種がオススメよ。
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