広島・本通「冷めん屋 大手町店」の めんいち

広島冷麺ないし広島つけ麺と呼ばれるご当地グルメがあります。

そういえば、昔、新橋あたりに出てきたお店で食ったことあったよな。

その発祥といわれるお店は現在も営業中ですが、どうやら、かんなりアクの強い様子らしいので、平和を愛する小心な私は、広島で２番めに古いという、こちらの店に逃げてきた次第。

発祥店で修行した方が独立してはじめたお店で、元々季節メニューだった冷麺を通期提供したのはこちらが初になるとのこと。

どうせならばと、十日市町にある本店も覗いてみたのですが、コロナの間にテイクアウト専科になってしまったらしく、この時は営業してなかったんだよね。

大手町店は息子さんがやっているらしいのだけど、ここなら観光スポットからも近いし、ご覧のようにとっても綺麗でゆったりとした環境なので、女子どもも気兼ねなく利用しやすいんじゃないかな。　　

広島好みのシコシコに締まった細麺が旨いわね。

冷水でザブザブと麺を洗い、腰をいわしそうなくらいの前かがみになって、全身を使う水切り。

通常は1.5玉分のところ、女子や連食で胃の荒れたおじさん向けの1玉メニューも助かりました。

茹でキャベツ、ねぎやきゅうりの細切り。野菜もたっぷり乗ってヘルシーなのよ。　

つけ汁は、我々が想像する、ざるラーメンのそれから、甘みや酸味を抜いたような塩っぽい仕上がり。　

たぶん新世代のつけ汁はもっとリッチになってて、このそっけなさこそがむしろリアルな原型の姿なんだろうな。現在の我々にはやや物足りなくもありますが、さっぱりは食えます。　

辛いとの注意書きがあり、ビビって普通にしたけど、辛さは程々だったので、もっと攻めても良さそう。