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小倉・旦過「万龍」の とんこつラーメン

旅先で訪問するお店を、朝、昼、夕、お茶、お土産で、それぞれ調べてリストアップしていくのですが、近年、有名無実化しているのが、夜食の枠なのですよ。

夕食後にホテルに入っちゃうと、もう二度と外に出られない根性無しになっちゃったもんな。

この日も早々にお風呂浴びて、トドのごとくベッドに寝そべっていた私。

でもさ、飲むのはキツイ下戸だとしても、せっかく北九州まで飛んできて、スマホゲームを周回をしてて本当にいいのかと、お前は笑って死ねるのかと、脳内の声が、人生のあり方をも問う感じで問い詰めてくるからさ。

車椅子からはじめて立ち上がるように気合を振り絞って、外出したのですよ! 

褒めてほしいよね! まぁ、ラーメンを食うだけなんだけどさ!

こちらはホテルの近くにあったラーメン店。

開店は20時からというお店なんだけど、すっかり夜もふけたこの時間に、満席の賑わいだったから驚いたなぁ。 

周辺はオフィスやマンションが建ち並ぶエリアで、通りにはほとんど人影が無いのよ。ただ、裏手の古船場町のあたりはそれなりの歓楽街になっていたので、その行き帰りのお客さんが繁く通ってくるようですね。

丁寧で優しそうな店主とエスニックな明るい奥さん。

やはり、客層は常連さんが多いようで、みんな「おいしかったよー」「また来るよー」って言いながら笑顔で出ていくのが、とてもいい雰囲気だったわ。

お店はやはり豚臭くってさ、食べた後にマスクをするとセルフでダメージを喰らう系。

その分、白濁スープにはとんこつらしい風味、トロミ、コクがいい感じで溶け出ています。 

でも、荒ぶりすぎない!

なんとも、ちょうどよい加減の一杯なのよ。

深夜にホテル抜け出して食べにきてダメージは軽そうな。いや、絶対そんなことはないのだけれどさ! 

マイルドという言葉が帯びる物足りなさとは異なるような、おいしいとんこつラーメンでした。

なにやら唐揚げとかも旨いらしいんだけど、一人じゃ食いきれないから、泣く泣く諦めたのよ。

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