福岡では天ぷら屋さんが庶民の身近な存在になっておりますね。
小倉においては、一品ずつではなく、皿盛りになることが多いようですが、やはり揚げたての天ぷらを気さく値段でいただける、大衆天ぷら文化圏にあることは間違いなさそう。
京町銀天街にある「ふじしま」は昭和32年創業の天ぷら定食店。
”安く 早く おいしく” を看板に掲げ「地下天」という通称で市民に親しまれているのだって。
その名の通り、お店は地下にあります。狭い階段を下っていくと、入口に店主がドーンと座しており、そこで注文会計を済ませて、席につく流れとなります。
店内はなんとも渋い昭和な雰囲気よ。大衆食巡りの旅では、まさにどストライクな環境でした。
揚げ手はまだ若く、カウンター席がぐるり囲んだ厨房の中に、熟練のヲバチャンたちが4人も入って、テキパキと動いておりますね。この日はまだ早い時間だったのだけど、飯時はすげー混みあうんだろうな！
ご飯は小サイズ。
辛めな天つゆには予め大根おろしがちらっと入っておりました。
白っぽい味噌汁が、だいぶ甘めなのはやはりご当地風なのかな？
揚げたてを即盛りつけてくれる天ぷらは、ご覧のような山盛りじゃんかーー！
エビ2、ナス2、玉ねぎ2、人参、ささみのしそ巻、かぼちゃ、キス、白身魚。右手の黒っぽいのが追加した、柔らかなくじら天です。
衣はサクッとクリスプな食感で、手早く揚がるように、ネタは薄め小さめにカットされております。
なんといっても、揚げたての大正義よ。
海老もちゃんとしてるし、海鮮などにもイヤらしさが無く、まさにお値打ちとしか表現しようのない天ぷら定食がサイコーです。
満喫しました。
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