先だって、小倉名物たる肉うどんを紹介しましたが、かしわうどんもまた、ご当地の食文化です。
甘辛く煮た鶏肉を乗せたうどんで、元は硬い親鶏を使っていたから、食べやすい薄切りそぼろ状になったたんじゃないかな?
茅ヶ崎駅程度の利用客しかいない小倉駅に「JR九州フードサービス」の「玄海うどん」と「北九州駅弁当」の「ぷらっとぴっと」という、2つの立ち食いうどん店が入っており、後者はさらに1.2番線ホームと7.8番線ホームの2店を構える、うどん愛の過剰ぶりです。
「ぷらっとぴっと」ね・・・
一応、プラットフォームに置かれた給油場的な意味にはこじつけているんだけど、ハリウッドの弁護士がピク付きそうな店名よな。場末たスナック感も漂うし、いかにも平成って感じ。
今回は特に人気という7.8番線のお店に寄ってみました。たぶん、お味の違いというよりは、単純に路線の利用者数の差なんじゃねーかと思います。
婆さんがワンオペで頑張っておりました。
なるほど、かしわ飯の鶏が、そのまま乗っかる合理性か!
鶏はやや歯ごたえが残りつつ、ホロホロに甘辛く煮てあり、うどんの具としての相性はバッチリです。
うどんはゆで麺をさっと温めたもので、福岡ほどの軟さは感じませんね。
トンチキな日田天領水仕込みが自慢なんだそうで、汁は鰹や昆布の味わい。特に昆布っぽくて、なかなかおいしかったのよ。
隣のおっさんがかじってた、かしわおにぎりも旨そう。あれもお弁当に使ってる茶飯か。
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