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長崎・思案橋の「雲龍亭 本店」でひとくち餃子、キモニラ

古くから華僑が暮らし、中国料理との関わりも深い長崎。

しかし、市井で愛される一口餃子については、そこから派生したものではなかったんだな。

料理や菓子だけでなく、ご当地に伝えられてきた文化は、戦争で焼かれて、大きく穴が空いてしまった例が多いのかもしれませんね。戦後に他県から伝わって定着したものも、ままありそうです。

こちらは思案橋横丁にある一口餃子の専門店。

「長崎で一番ウマかったのは餃子だな!」というくらい記憶に刺さっていたお店なのよ。

長崎だけでなく、九州各県や関西でたまに見かける一口餃子のルーツは、どうやら福岡にあるみたいよ。

当店も博多「宝雲亭」の系列として公式サイトに記載されておりました。

ただ、実態は暖簾分けのような形で、メニューやレシピの大枠を受け継ぎつつも、お味は店ごとに異なるみたいなんだよな。ご当地に開店して70年が過ぎたようですし、長崎で育ったお味であることは間違いありません。

ちなみに「雲龍亭」についても、近隣に3店舗が営業しているですが、それぞれ経営者や提供品は異なるようです。

やや殺伐とした雰囲気も漂う、家族経営の小さなお店ですよ。

常に混雑しておりますが、長居をするようなお店ではないので、少人数ならば、それほど待たずに滑り込むことができるんじゃないかな。

とりあえず、サッとでてくるキモニラを突きつつ、餃子の焼き上がりを待ちましょう。 

細切りのレバーとニラを玉子で薄焼きにまとめたもので、卓上の金蝶ソースをかけまわして完成です。

やってきました、ひとくち餃子!

コイン大の薄焼きで、これならば、2、3人前は楽にいけちゃうな。

表面はカリッとして、ペースト状の餡も、よくあるゲスなラーメン屋風ではありません。

具材はシンプルで、豚肉、ニラの他、玉ねぎの甘みや風味が、おそらく一番のキモなんだよな。

臭みではなく、香ばしさが立っており、あらめて、すんげー旨いじゃんか!

もう毎晩食いに来てもいいくらいよ!

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