荒茶の生産量日本一の座を、鹿児島に奪われてしまった大事件!
湯呑みを持つ手が震えた茶処の民も多いのではないでしょうかね。

静岡駅近辺で、本格的にお茶を楽しめるお店は決して多くはありません。
駅北口の寒々しい地下広場に置かれた、静岡茶商工業協同組合運営のアンテナショップが貴重な存在です。
スタッフは無駄に多すぎるんじゃねーかとも感じるんだけど、週末になるとテイクアウトの需要がそこそこ出てくるようで、小さなカウンターの中で、6人が大回転する活況よ。
冬は寒いし、手狭な環境だけど、観光需要は間違いないと思うので、もっと立派にリニューアルしてくれたらいいよな。

今回は摩利支という珍しい品種の深むし茶をいただきました。
はじめはあんまり味が出ず、ほの爽やかな風味のみを感じたのですが、2煎目からガラリ印象が変わって、面白かったな。
イートインで提供される茶葉は、物販店頭にならんでいる商品からピックアップされるようで、都度、内容が変わります。
こちらで味見をしてからお土産を選んでもいいし、安いので、気になったものは片っ端から買ってしまうのもが手っ取り早いかもな。

楽しみは、イートインよりも物販の方。
組合加盟の約50社から商品を集めており、安価な均一価格で様々なお茶を購入できるのです。
多すぎて、選べないよーー!
そんな時、我々素人は、どうしてもジャケを買いしてしまいますが、お店の方に聞くと、むしろスーパーで売ってそうな野暮ったいパッケージのものをおすすめされました。
”ほどほどの”とも書いてありますが、レア品種や特別な茶葉をチョロリよりは、おいしいものを毎日たっぷり飲みましょうよというプロモーションの方向性に、好感が持てますね。
意外にイケたのが「協和製茶」のいちご紅茶。地元のいちごのドライフルーツと和紅茶をあわせたもので、とっても上品な甘い香りだったのよ。
ただ、良いなと思っても、取り寄せる術がない商品も多いから、やっぱり、たまに買いに来なきゃね。
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