前回訪問時は、まだオープンしていなかった「静岡市歴史博物館」

お堀端に綺麗な施設が出来ておりましたよ。
天守や本殿が再現されていない駿府城観光にとっては価値ある歴史コンテンツが整備されたわけですが、展示物が複製品ばかりなのは、いささか重みに欠けるような気もするんだよな。

展示の目玉は、戦国末期に武家屋敷街の道路に築かれたという石垣の遺構。
なるほど、そこはかとなきロマンを感じつつも、やっぱし地味なのよ。
お客さんよかスタッフの数の方が多いくらいだし、大丈夫なのか。企画展次第かな。

セット券を買ってしまった流れで、櫓なぞを見学しつつ、紅葉山庭園へ。
ここも比較的新しく整備された場所なんだけど、紅梅がちらほら咲いておりましたね。

庭園内にある茶席で一服です。
入園料とは別料金だけど、お手頃に静岡茶が楽しめるスポットです。

肩肘張らぬ立礼式。
お茶はどれもおいしく淹れてくれるし、ちゃんとしたお茶席なのよ。
お菓子も近所のもので、煎茶系には栗を散らしたうぐいす餡の粟大福、本山抹茶には雪中花の練切がつきました。
いかんせん、解凍品なのか、歯がキーンとなるくらい冷えてたのが、画竜点睛を欠いたな。
締めに、温かいほうじ茶も出してくれるので、ひと心地つきました。

水屋の前では、お店で使われている茶葉も販売されてます。
「山梨商店」の べにふうきは、静岡市内小瀬戸地区で生産されたもの。

紅富貴って、カテキン摂取のため、たいていは粉末で売られているから、お茶っ葉売りは珍しいかもね。
紅茶品種を釜炒りにしたもので、香りは甘く、むしろ中国青茶に近いようなお味ですよ。

ジョウビタキって鳥らしいです。
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