近年、観光ホテルの夕食はビュッフェスタイルが多いですよね。
デブなので、食べ放題は基本大歓迎ですが、お料理はありふれた業務用品を中心に、形ばかりのご当地要素を添える程度なので、都会のホテルビュッフェなどに比べるとあまり期待はできません。

そういうビュッフェが2晩も続くのはキツいので、連泊は避けてしまいがちだけど、「焼津グランドホテル」は逆に食べきれず、もう1泊しても良かったくらいなのよ。

こちらは滞在中の酒代も宿泊料金に入っているのですが、夕飯のお酒もやっつけず、麓で作っている静岡麦酒の生ビールの他、地元の磯自慢など、酒処静岡の地酒を揃えているのが、まず良いところです。

冷菜類。
このマスに区切った皿を使うビュッフェはたいていイマイチな法則がありますよね。

そして温菜類。
グループが「四川飯店」のフランチャイズを運営している関係で、麻婆豆腐やエビチリがオススメのようです。
ご当地らしくマグロ煮がある他、静岡おでん、浜松餃子と富士宮やきそばあたりは、まぁ形だけのものかな。
ここまでは予想の範囲内。

実演コーナーが充実しているんですよ!
お好みのネタを切ってくれるお刺身コーナー。
寒ブリ、富士山サーモン、駿河湾の炙り太刀魚。

洋食では、そこそこのローストビーフと焼き立てが順次供されるピザ。

揚げたての天麩羅と、お好みネタを握ってくれるお寿司もあります。
追加のお刺身はご当地のオレンジしめ鯖、ミナミマグロ、鰹のタタキ。
翌日、焼津港で食った海鮮よか、よほど気が利いており、これら実演部分だけでも十分に満たされますね。

卓上にミニコンロを持ってきて炊き上げる釜飯。
この具材も自分で選んで好きなだけ入れられる式なのです。
ちょっと時間がかかりますので、何度もはチャレンジできませんが、炊きたて熱々はめちゃ旨いよ!

デザート類はフツーですが、ソフトクリームやお魚型クッキーがポイントか。
お料理は全60種類とのことで、まだまだ網羅できてないからね。
また行きたいなと思う、珍しい温泉宿ビュッフェなのでした。
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